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カリー浪漫紀行(TOKIOカレー編)

ナマステー! カリー大福です。

さて、先日カリーの系譜ということでカレーの種類を整理してみました。その中で勝手に命名づけた「TOKIOカレー」。どのジャンルに当てはめるべきか悩ましいカレーをカテゴライズしました。

そして今回TOKIOカレーにおいて、中でも特にこれは忘れがたいなあという、至極個人的な主観のもとで選んだカレー屋さんをいくつか紹介していければと思います。どれも有名店であるが故に、並ぶことは必須のところもありますが、有名店を練り歩くにつれてそうした並んで待つ時間も個人的には愛せるようになったのです。

ではでは、さっそく紹介してまいります。


スパイスポスト

日の丸構図の美しいヴィジュアル……

1店舗目は、代々木公園駅のほぼ目の前にあるカレー屋さんです。朝早くからやっている稀有なカレー屋さんで、開店直後でも結構人が並んでいます。

当時通っていたカレーの学校がこの代々木公園駅近くでやっていたのですが、時間が合えばこちらのお店に足を運んでいました。最初このカレーを食べた時の衝撃は忘れることができません。どのようなジャンルに括るべきかもわからず、ただただ美味しいの一言でした。

他のお店だと、日替わりカレーが大体あるところが多いのですが、こちらのお店は基本毎日メニューが替わることはなく、チキンカレー、キーマカレー、ポークビンダルーカレーの3種類です。

なんと言っても私のおすすめは、3種盛り(¥1,600)です。なかなかお値段はりますが、食べ終わった時の多幸感というか満足感が十分すぎるくらいあります。日中しか営業しておらず、だいたいお昼を過ぎたあたりには完売になってしまうので、早めに行くことをお勧めします。

Kalpasi

千歳船橋駅から徒歩5分程度。少しわかりにくい住宅街の一角にあります。
店名に使われているカルパシとは、別名ストーンフラワーとも呼ばれており、インドで使われているスパイスの一つです。キノコを熟成させたような香りがするもので、私自身もこれまで目にしたことはないとてもレアな品種らしいです。

初めて訪れたのは、コロナになる前なのでかれこれ4年ほど前になります。おそらく今もシステムは変わっていないはずですが、当時LINEでの予約制でした。今ではすっかり予約が取れにくくなってしまい超人気店となりましたが、こちらも最初訪れた時ガツーンと脳天を撃ち抜かれたかのような衝撃でした。

夜はコースが1つしかなく、その日によってメニューが替わるのですが、私が食べたカレーはこれまでに味わったことのない異次元の味わいでした。炊飯器から漂ってくるバスマティライスの香り。ゆっくり供されたのは4つのカレー、そしてデザート。

店主の方の人柄もすごく良くて、一つの物語の世界に迷い込んだような心地になりました。なかなか訪問ハードルが高い店ですが、下北沢に姉妹店もありますので、ぜひ挑戦してみてください。

スパイスカフェ

こちらは、学生自体の頃から不定期で通っているお店です。押上から徒歩10分ほどの場所にあるのですが、入り口が少しわかりづらい。でも一度足を踏みだすと、不思議な世界観に包まれているんです。不思議の国のアリスで主人公がフラッと入ってしまった時もこんな気分だったのかな。

古民家然とした店内は、いるだけで気持ちが落ち着きます。昔は割と毎日営業していた覚えがあるのですが、時が流れて今では限られた曜日に営業をしている模様です(もしかしたら私のとんだ記憶違いやもしれませんが)。予約は夜であればネットからも可能で、比較的訪問しやすいかと思います。お昼は予約不可で、並ぶことを覚悟していくことが必要です。

なんと言っても、こちらのカレーはスパイス使いが巧みで、複合的で立体感のあるカレーの味わいを楽しむことができます。そして素材の味わいも豊か。どうしたらこんな味になるのだろうか、といろいろ妄想しながら食べるのも楽しいです。日替わりでメニューが替わるので、毎回どんなカレーを食べることができるのかワクワクしながら訪問しております。

ちなみにスパイスカフェを運営されている伊藤 一城さんはレシピ本も出されていて、こちらもお勧めです。

今回は、特に忘れられない味として3つのお店を紹介していただきました。また今後もいくつかのカレーのジャンルに触れつつ、ご紹介していければと思います。皆さんがおすすめのカレーのお店もぜひ教えてくださいね。

それではフィルミレンゲ!(またお会いしましょう)

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