#1 カレーを作る理由
ナマステー! カリー大福です。
自己紹介でもお話ししましたが、インドに行って以来、私はカレーの持つ魅力のすっかり虜となってしまいました。そして友人に初めて恐る恐るカレーを作った際に、「美味しい!」と言われたことをきっかけにして、気づけば3日に1回はカレーを作る生活を送っております。
せっかくなので、カレーのその魅力から作りかたの基本にいたるまで素人目線で5回にわたり、記述していきたいと思います。
カレーの歴史
カレーが日本に伝わってきたのは、19世記半ばのことです。
ちなみにカレーという言葉を最初に紹介したのは、昔の一万円札に印刷されていた福澤諭吉さん。『増訂華英通語』という本の中で、カレーをコルリと紹介しています。元々はインド料理だったものを、当時イギリスがインドを植民地化した際に、イギリス内で独自に進化したものがそのまま日本に伝えられました。
そして明治時代に興った文明開化により、肉食が解禁されます。以後庶民のカレーへの興味も高まり高級料理「ライスカレー」として人気を博すようになりました。ちなみにフランスでは当時、カエルを食材として使ったという驚きの逸話も残っております。
一般的に普及しているカレーについて
おそらくこの記事を読んでいる皆さんが思い描くカレーというのは、給食で出てくるようなじゃがいも 、にんじん、たまねぎのはいった茶色いカレーだと思います。作るのは簡単、具材を炒めて水を入れて最後にカレールーを入れるだけ。誰でも簡単に作れてしまう。だけど毎日食べると胃がもたれるし、カロリーもそれなりにあります。
確かにそういったカレーも間違いなくカレーの種類のひとつです。
逆にカレーをルーではなく1から作るとなった時、皆さんが描くのはどんなものでしょうか?おそらくスパイスから作る、そしてそれはとても技量がいる、大変そう、そんなふうに思っているのではないでしょうか?
私もスパイスカレー にはまる前には思っていました。
でも実際調べてみると、それほど手間がかかるものでもありません。またスパイスカレーとは決して食べると胃がもたれる、そしてカロリーが高い食べ物でもありません。それどころか、「健康食」と言えると思います。それではカレーによくある先入観に対して、実際はどうなのかを解説していきます。
カレーに対するよくある先入観
1.カロリーが高い
これはカレーを食べる際に広く認識されていることかと思います。実はわたしたちが食べているカレーは欧風カレーというジャンルです。欧風カレーを手軽に家で楽しむにはカレールーが必要です。カレールーには、動物性油脂がかなり大部分を占めます。故に、必然とカロリーが偏る現象が起こります。
2.食べると胃がもたれる
カレーを食べると胃がもたれる、という話もよく聞きます。これもカレールーの中に、先述した動物性油脂や小麦粉、でんぷんといった素材が入っているがために生じる現象です。そういったものを食べると、臓器が過剰に反応してしまうため胃がもたれるという現象が起きてしまうのです。
3.スパイスから作るのは難しそう
スパイスからカレーを作るようになってから、周りの友人よりスパイスから作るなんて本格的だね!と言われます。わたし自身、スパイスについて調べる前には友人達と同じようにスパイスから作るなんて、ハードル高いなと思っていました。ところが、調べてみるとある一定のルールがあることを知りました。それさえ頭に入れれば作るのは全然難しくないです。(実際わたしは料理に関してはど素人でした)
1と2の先入観については、実はカレールーから作る場合に該当します。スパイスカレー 自体は、スパイスと具材を入れて煮込むだけですので、油も最小限ですし小麦粉も使わなくても美味しく作る事ができます。加えて、スパイスにはその効用の中に満腹感を増幅させる効果もありますので、間食などもしなくなります。わたしはカレーを食べるようになってから、運動など何もしなくても半年間で15kg自然に痩せていきました。加えて新陳代謝も改善されたために、不思議と肌艶も良くなった気がします。
次回以降では、カレーの作り方について見ていきたいと思います。
それではフィルミレンゲ!(またお会いしましょう)