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メルヘンの世界

僕のnoteアカウントのトップページに載せているヘッダー画像は、ドイツに住んでいたときに同僚たちと家族で登山へ行って撮った写真。下の写真が画像の全体。

メルヘンの世界やね。ちなみにメルヘンはドイツ語。

この場所では、世界の要人たちによる国際会議も開かれる。その理由を想像するに、風光明媚なことが一つ。もう一つの理由は、警備が容易だからと思う。

なぜなら、このエリアは高い山に囲まれており、車が入ってこられる舗装道はわずかに1本だけ。その道路さえ警備すれば、車の動きはコントロールできる。

それ以外は基本的に山道。

このあたりは周囲を高い山で囲まれている

ちなみに、ここから直線距離で数kmのところに米軍基地があって、たしか中央ヨーロッパ地域の重要拠点だって聞いたことがある。国際会議は米国大統領も参加するから、そういう意味でもこの場所は何かと便利なのだろう。

でも基本的には、いたって平和でのどかな地域。冬になるとこんな感じに。雪に閉ざされるので、いよいよ秘境感が高まる。

この地域の素晴らしさは、その豊かで美しい自然にある。建物も絵になるから良いアクセントになっているものの、あくまでも自然の美しさの舞台に花を添えるような位置付けだと思う。

しかし近年、目に見えて地球の気候変動が激しくなってきた。日本では10月になっても、むかしの真夏並みの30度に到達する日々が既に日常になってしまった。

となると、気候変動に関するデモで有名なグレタさんが警鐘を鳴らしてきたことが、既に起こっているように感じられる。彼女が警鐘を鳴らしてきたこととは、「どこかの臨界点を越えた時点で、人類が制御できない形で気候体系が不可逆的に変化してしまう可能性がある」ということ。

となると、数十年後の将来になったとき、こんなのどかな風景が残っているとは到底思えなくなってしまう。

こんなメルヘンな景色を見ていると、ヨーロッパの人たちが美しい自然や景観を未来に残したいと願って、環境保全に熱心に取り組む気持ちも理解できる。「暑けりゃエアコンつけりゃいいじゃん」という割り切った気持ちには、なかなかなれない。

この場所は、息子にとっても思い出の景色。親心としても、やはり息子の幼い頃の思い出の景色は残っていてほしいなぁ。

by 世界の人に聞いてみた

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