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台湾タイヤル族の村ー2024年、おバカの旅

今回あったこと
備忘録

くだらないことを
中心に

村から台北に戻ったら
街の騒音が五月蝿く感じ
日本に着くと
イライラし始めて
(規則とかルールを意識し出す)
(イライラしすぎて前を歩く関西人に
『うるせーんだよ、どけ』と暴言を吐くほど)
(イヤ、オマエも関西人)

都市生活ってムリ…
消費型資本主義社会ムリ…

よーわからんが
夏目漱石がイギリス行って
ウツになったのって
こーゆうこと?
とかまたバッタみたいに
思考が跳び出す

こんな状態ですが
書き出していきたいと
思っとります


今回、約6年ぶり?
くらいに
台湾原住民
タイヤル族の村に
行ったんですけど

ライターを解体して
水鉄砲にして
あそぶ

電子タバコを吸ったら
急に周囲から
ひどく『吸わない』よう
止められた
(多分リキッドに合成麻薬を入れて
吸って死亡する事件が多発しているせい)
(毎晩飲んで檳榔噛んでる人に
『政府も止めるよう言ってる』と
説得力のない圧力をかけられた)

花蓮で買ってきた小米酒を
見せびらかしただけなのに
勝手に開けられたので
しゃーなし
みんなで飲む

日本でひとりチビチビ
飲もうと思っていたが
みんなと飲んだら存外楽しい

ビールばっかり飲んでる村人に
『オレの酒が飲めねーのか!』
とパワハラ上司する
(楽しいですね)
(この後、イッキコールで飲ませる)

あ、酒って本来こーゆうもんなんだ(違)

ケータイ灰皿使ってたら
日本人はそういうことするんだー
オレたちは吸い殻も灰も下に落とすよ
と言われた
(そしてそれを掃除するのは女性…)

結婚して子ども産んで
離婚した、単身だというと
すぐに村の未婚者と
くっつけられそうになる
(これは前からある)

だから
対抗策として
『キミが嫁いでくるならいいよ』
(男性が日本に来る、と受け取られた)
(オレは冗談で誤魔化すつもり)
を準備していたが
(オレは女性です)

周囲の人間が
『日本で2人養うには…』
と考えだし
具体的に解決策を模索し出した…
(そうじゃねぇ)

村民とカラオケしたかったのだが
昔あったような
広い小屋で
みんなで歌う方式は
騒音苦情で駆逐され
(その際、苦情を出した側に
苦情出された一派が
襲撃をかけるなど
一悶着あった模様)

個人の家で
簡単なカラオケ設備が
用意され
庭や路地で歌う方式に変わっていた

カラオケしていいのは
村の決まりで
夜10時まで
集団カラオケから核家族化した
(とは言え、基本親戚筋で固まって
住んでいることが多いので
外でカラオケしていれば
自然と皆が集まり宴会が始まる)

他の村落は人口が減っていて、
この村だけ増えていると
行く前に聞いていたが、
村1番賢いおじさんは
『人口は変わってない』と言っていた

タイヤル族の名前を
持っている子と
持っていない子がいる

20年前は、
女性は狩猟しに
山に入ってはいけなかったが、
今は行ってもいいとのこと
村長もOKと言っていた

銃はお手製なのだそう
親が子に教える方式


タイヤルの伝統Gaga
(共同体や共同体の法度のようなもの)
は、まだ続いている

村で何か問題があると、
皆で話し合いで解決するが
小さな問題については
村長の独断で決める事が多い
(小さな問題の方が多そうな印象)

村の人たちは
収入がないと思われるわりに
いい車に乗ってる

これは見栄のため、と
台日ハイブリッドの先輩の
おかあさんは言っていた

そして、案の定
ローンが払えなくなり
車ごと没収されるのだそう

昔、村にいた知的障害者
通称アタッタは
窃盗か家に火をつけたために
逮捕され
今は精神病院にいる模様

昔、村に双子の片割れが
小6で130センチくらいの
背が伸びない男児がいた

その子を探したけど
今回会えなかった

その子の父親には会ったが
村に居ない理由はよく分からない

台日ハイブリッド先輩の
じーちゃんは
その子のことを
『一寸法師』と呼んでいた
(あの子は一寸法師だよ、
もう大きくならないねえ、
と日本語で言っていた)

片足を太ももから
欠損しているおじさん(単身者)が
(仕事中の事故らしい)
(危険な仕事で事故は原住民あるある)
電動車椅子(シニアカー)で
毎朝練り歩いているので

毎朝早朝に目が覚めて
(朝4時に鶏が鳴くから)
ウッドデッキでタバコを
吸ってるオレと会う

おじさんは気安い人で
毎日話しているうちに
打ち解けたので

『ウツなんだ』
(台湾では憂鬱病と言う)
『日本人は表裏が激しい』
『親にタバコを止められる』
などと相談すると

『オマエは考えすぎだ』
(你想太多)
『相手を尊重すれば、ケンカは減るよ』
(尊重他、少打架)
『なんでも良いところと悪いところがある』
(有好有壞)
『なるようになるよ』
(順其自然)

と、めちゃくちゃ的確な
アドバイスを
いただいた
(それ以来オレはおじさんのことを
カウンセリングおじさんと呼んでいる)

村にはタイヤルの
女性と結婚して
定住してる日本人の
おじいさんがいる

彼は
『アノネおじさん』
と呼ばれている

これは村民が勝手につけた
あだ名だ

なぜなら彼は
話し出すとき
『あのね、』を多用するからだそう

村に定住すると
勝手にユニークな
あだ名をつけてくれそうだ

おもしろいから
オレにもあだ名をつけてくれ!
と村1番の賢いおじさんに
言ったところ

めっちゃ原住民の名前をつけられ
(光栄ではあるが)
『やっぱ学歴のある人に
聞くんじゃなかった』と
少し後悔した

ユニークな名前は
やはり
ローカルから生まれてくるんだろう

いつかトンチキな
あだ名をつけて
もらえるくらい
村にいれたらいいなあ

村にいると手荒れが治った

自由にどこででも吸えるから
タバコの量は増えている

村では朝晩霧がかっていて
高湿度のおかげだろうか

ストレスが少ないからだろうか

日本に帰国したとたん、
また親指がひび割れた
(なぜに…)


(終)



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