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#仕事について話そう
学芸員の必需品 [仕事道具を紹介します]
「仕事道具」て、なんとなく憧れる言葉です。
料理人の包丁。美容師のハサミ。文豪の万年筆。
「これがないと仕事にならない」そんなこだわりのつまった愛用品の話を読んだり、聞いたりするのって楽しいですよね。
私もそんなことを言ってみたい!と思って、学芸員の仕事道具を考えてみました。何かあったかな。思いつくままに挙げてみましょう(写真撮ってくるの忘れたので、Amazonの画像で代用します)。
■メ
美術館のコレクションにまつわる2つの制約とタブー視された解決法
美術館は収蔵品となる美術品をどうやって手に入れているのか、コレクションの成り立ちについて、まずは基本的な話を前回書きました。
購入、寄贈、寄託でしたね。まぁ、ここまでは教科書的な話なので、あまり面白くなかったと思います(でも基本を知ってもらわないと、今回の話もできないわけで…)。今回はもう一歩踏み込んで、美術館の作品収集には2つの制約があるよ、という話をしたいと思います。
さて、その制約とは?
美術館のコレクションて、どうやって集めているの?
美術館(博物館)の命ともいえるもの、それが収蔵品(コレクション)です。
作品を収蔵して、それを管理する学芸員がいる。これが、ギャラリー・貸し会場・展示会場と、美術館の決定的な違いと言っても過言ではありません。
博物館法を見ても、このことがきちんと定義されています。
このように美術館は美術品を収集することが事業の大きな柱なのです。コレクションをもたない美術館としては国立新美術館が有名ですが、こ
アートは無駄だし、役に立たない、とあえて言ってみる
美術館業界には、「客を呼べる学芸員」が存在します。正確には「来館者数が伸びる展覧会が企画できる学芸員」ですね。名物学芸員といってもいいでしょう。
何人か思い浮かびますが、現役学芸員の個人名を出すのもあれなので、一線を退いた方で挙げるとすれば、板橋区立美術館の学芸員だった安村敏信さんは間違いなくその1人でしょう。板橋区美の館長までつとめ、現在は葛飾北斎の肉筆画美術館である信州小布施北斎館の館長をさ