埋もれがちな名曲を紹介 その3
確か1年くらい前、とある仕事の現場で若い男と一緒に働く機会があった。
休憩時間にその男に話かけてみると、実は普段、バンド活動をしていて、ミュージシャンを目指している人だと分かった。
どんな楽器を演奏してるの?と聞くと、その男は
「ドラマーです」
と答える。
僕は音楽に関しては、聴く専門で、楽器の演奏に関しては、楽器のいかんにかかわらず全く分からない。分からないけど、なんとなく、ちょっとだけ知識はあるよ的に見栄を張りたくて
「ドラマーかぁ。ドラマーと言えば、僕はポリスのメンバーだったあの、えーと、あの人のドラミングが好きだったなぁ」
と名前を出せずに話を返した。
「スチュアート・コープランドですね。評価高いっすよね」
その男は、僕が名前を思い出せなかったメンバーの名前をさらりと出して、そう相槌を打ってきた。
(そうか、あのドラマーはやっぱり評価高かったんだ……)
ということでドラマー界隈では評価が高いらしい、スチュアート・コープランドの名演を、アルバム「白いレガッタ」から一曲紹介してみます。
The Police 「No Time This Time」
写真撮ったり、文章書いたりしてる人です。
最近、本も出しました。よかったらチェックしてみて下さい。