夢をかなえるゾウ
この本は、名前だけは以前聞いたことがあり、メルカリで安く買うことが出来たので読みました。予想を遥かに超えて面白かったです。読むまではどんな本か全く分からなかったのですが、ジャンルは自己啓発本の要素がある小説といったところでしょうか。簡単にあらすじを説明すると、自分を変えたいと願うサラリーマンの主人公が、ある日ガネーシャという少し変わった神様に出会い、自分を変えるためにガネーシャに与えられた課題を日々こなし、成長していくという話です。
私自身がこれから社会人として生きていく上で、参考になること、心に残ったことが沢山あるので、厳選して簡潔に書いていきたいと思います。
①「ビジエスが得意なやつは、人の欲を満たすことが得意なやつ」
確かにそのとおりだと思うし、ビジネスに限らずとも、常に周りの人が求めていることを探り、その欲を満たせるような人になりたいと思います。
②「世の中のほとんどの人間は反応して生きてんねや。会社が終わった後の自由な時間っちゅうのはな、自分がこれから成功していくために自由に使える時間一番大切な時間なんや」
社会人になり、会社から帰ってきたら、ゆっくりしたくなるとは思いますが、この言葉を忘れずに、自己研鑽に励みたいと思います。
③「1日の最後はな、頑張れんかったこと思い出して自分を責めるんやなくて、自分をホメて終わるんやで。そうやってな、頑張ったり成長することが楽しいことなんや、て自分に教えたるんや」
私は夜寝る時、どうしてもネガティブなことを考えてしまいがちなので、これは習慣化させたいと思いました。
④「何かを手に入れるには、相応の代償を払う必要がある」
色んな場所で聞く言葉ではありますが、自分にとって大切なことや、目的を常に忘れずに、限られた時間の中で優先すべきことを間違えないようにしたいと思います。
⑤「本気で変わろ思たら、意識を変えようとしたらあかん、意識やのうて、具体的な何かを変えなあかん、自分がこうするて決めたことを実行し続けるためには、そうせざる得ないような環境を作らなあかんということや。ただ決めるだけか、付帯的な行動に移すか。それによって生まれる結果はまったく違ってくるんやで。」
この言葉は一番心に残りました。意識を変えて「〇〇をやる!」と決めて興奮している時は、それを実際に行動に移す時の辛い作業を忘れて、変わった後の未来の自分に期待してしまっているだけで、本気で変わりたいと思ったら、具体的な何かを変えて行動しなければならないということです。私自身はまず時間を無駄にしないために、朝予定がない日も目覚ましを必ずセットするようにしました。しかし今日は2つの目覚ましを無視し続けて、寝坊してしまったので、また新たに具体的な何かを変えていきたいと思っています。
「人の自尊心を満たす」
⑥ある日の課題で人のいいところを褒める課題が出された時に、ガネーシャがなぜ人を褒める必要があるのかを話していました。人は自分の自尊心を満たしてくれる人のところに集まる。人の自尊心が満たせて、人から応援されて、押し上げられるような人が成功するということです。確かに、自分の周りを見ていても、成功者は自分一人だけでなく、周りも巻き込む力、人を引き寄せる力がすごいと思いました。そのような人のところに人が集まるのはその人が他者の自尊心を満たすのが上手いというのもあると思うので、私自身、人を褒めることに苦手意識はありますが、褒め上手で他者の自尊心がうまく満たせて、周りから応援される人になりたいと思います。
たくさんある中から厳選して書きました。本当はもっと沢山紹介したい言葉がありますが、是非それらはこの本を読んで知ってもらえればと思います。この本全体で感じたことですが、やはり人の成功においてはとりあえずまずやってみる、という「行動力」が何よりも大切だと感じました。これからの人生何事もやってみるという行動力を大切にしたいと思います。そして人生で悩んだ時はもう一度この本を読み、自分を奮い立たせます。
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