地球と自分に嬉しいエコレシピ! トマトカレーと大根の皮の福神漬け | byフードコーディネーター・りこぴん
前回のnoteでは、食を通じて環境課題に貢献する方法を語ってくれた、フードコーディネーターのりこぴんさん。
今回はそんなりこぴんさんに、「おいしくて、地球にやさしいエコレシピ」を教えていただきました!
メニューは、老若男女問わず愛される「カレー」と、付け合わせの「福神漬け」。
CO2の排出やフードロスに配慮されたレシピを作れば、誰でも簡単に環境課題に貢献できます。早速チャレンジしていきましょう!
「皮もおいしく活用!大根の皮の福神漬け」の作り方
まず最初にご紹介するのが、大根の皮を活用した福神漬けのレシピ。皮は普段捨ててしまう部分ですが、実は野菜には皮付近ほどたくさんの栄養が詰まっており、特に大根の皮はビタミンCが豊富。栄養を摂れるだけでなく、フードロスも削減できます!
まず、大根の皮を剥き、1cm角に切ります。福神漬けで使うのは皮のみ。大根の身の部分は、後ほどカレーを調理する際に使います。
次に、皮をタッパーに入れて、ラップをふんわりとかけ、レンジ600Wで1分加熱します。あとで、もう一度加熱するので、完全に火が通らなくてもOK。
加熱ができたら、タッパーの中にA(生姜チューブ・小さじ1/2、醤油・大さじ1、酢・大さじ1、きび砂糖・大さじ1)をすべて入れて、よく混ぜ合わせ、もう一度600Wで1分加熱。
粗熱を取ったら、冷蔵庫で冷やし、味をなじませたら完成!
そのまま1週間ほど冷蔵保存できます。
「皮ごと!残り野菜を使って、冷蔵庫を大掃除!トマトバターカレー」の作り方
付け合わせの福神漬けを冷やしているあいだに、メインのカレーを作っていきましょう。カレーといえば、豚肉や鶏肉など肉を入れて作るのが一般的ですが、今回は肉を使わないヘルシーな野菜カレー。
食生活に関わる温室効果ガスの排出量は、肉類の生産・消費によるものが最も多いとされています。
餌の生産や輸送、食肉の処理の過程で排出されるCO2や、牛のゲップによるメタンガスの排出は、地球環境に多大な影響を与えてきました。つまり、肉を食べる量を減らすことも、環境課題への貢献に繋がるのです。
今回ご紹介するカレーはトマトベースの味付けで、どんな野菜を入れても味がまとまりやすく、冷蔵庫にあるちょっとした残りものを使い切るのにぴったり。
野菜を皮ごと使うので、皮に含まれる栄養を余すところなく摂ることができ、フードロスの削減にも繋がります!
まずは、じゃがいも(さつまいも)と人参は皮ごと、玉ねぎと大根は皮を剥き、1cm角に切ります。(福神漬けを一緒に作るときは、皮を剥いた大根をそのまま使ってください)
すべて切り終わったら、切った野菜をボールにまとめておきましょう。
鍋が温まったら、切った野菜をすべて入れて、中火で炒めていきます。
全体に油がまわり、野菜の表面に透明感がでてきたら、ハーブソルトをひと振り。ハーブソルトを入れることで、野菜のうまみがグッと引き出されます。
野菜をよく炒めたら、トマト缶を投入。缶に残ったトマトも残さず使うために、缶の中に水を50ml入れて、鍋に注ぎます。
このまま煮込んで、塩やコンソメで味を整えれば、ミネストローネ風のトマトスープとしてもおいしく召し上がれるので、たくさん作って、1日目はスープ、2日目はカレーなど味変するのもオススメです。
表面がふつふつとしてきたら、カレー粉を入れます。
カレー粉の種類は、お好みでOK。今回は小麦粉不使用の米粉のカレー粉を使いました。固形のカレー粉でも大丈夫ですが、粉状のものが溶けやすくて便利です。
カレー粉と一緒にバターを10gほど入れます。これにより、味に深みが出て、濃厚な野菜カレーに仕上がります。
全体をよく混ぜて、5分ほど煮込んだら、完成!
お皿に盛り付けて、実食!
できあがったカレーをご飯とともにお皿に盛り付けましょう。
大根の皮の福神漬けも添えます。粉チーズをかけるのもオススメ。
さっそく食べてみると、トマトの酸味が効いたカレーがとってもおいしい! 付け合わせの大根の皮の福神漬けも、シャキシャキと歯ごたえがあり、甘酸っぱい味付けがカレーのスパイスの香りとマッチしました。
普段から肉が入ったカレーを食べ慣れているので、野菜だけでは物足りないのではないかと思っていましたが、具がごろごろと入っていて、野菜のうまみもたっぷり溶け出しているので、想像以上の満足感。
トマトの酸味は残しつつ、仕上げにいれたバターによって、まろやかな味わいになるので、お子さまでも食べやすい味になっています。
おいしく食べて、環境課題に貢献できるりこぴんさんの「エコレシピ」。ぜひ、皆さんもお家で作ってみてください!
高めよう 脱炭素指数!
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