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OEDO「地球防衛隊」法案

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あたらしい国防のカタチを全28章で発案しています。改憲派、軍拡派に対抗できる対案になると自負しています! 平和を望む皆さん、ご賛同ください。まずは出版化を目指したいと思います。
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2023年5月の記事一覧

OEDO[2-7] 防衛隊のハードパワー

「地球防衛隊」の攻撃も佳境に入りました。憲法9条を遵守して武力を放棄するだけではありません。地雷撤去や災害救助で世界に貢献するだけでもありません。国家防衛の観点から言えば一番の力の入れ所。それは何によりも「カッコイイ部隊」を作ることに尽きます。 9.11同時多発テロ事件が発生した2001年の12月、アメリカのクリスマス商戦から消防車が姿を消しました。子どもたちに大人気で品切れになったのです。その他ファイヤーファイターズ(消防士)のフィギュアから変形ロボまで、様々なおもちゃが

OEDO[2-8] 防衛隊のソフトパワー

前回は「地球防衛隊」のハード面、C-2輸送機を「タイガーモス号」にして、イージス艦を「バラクーダ号」にして、10式戦車を「悪役一号」にして、自衛隊を子どもが憧れるヒーローにブランディングする戦略を展開しました──すみません、チョイスがマニアックすぎますね。 オタキングこと岡田斗司夫さんにしか通じないような古いジブリ作品、いやジブリを設立する前の宮崎駿監督のアニメ作品から引用してみました。今や世界に通用するジブリアニメですが、地上30mのロボノイドを建設しても誰にも見向きされ

OEDO[2-9] 地球防衛隊

一区切りです。ここまでサヨクの皆さんを揶揄したり、ウヨクの皆さんを挑発したり、他国の指導者や自国の政治家を嘲けたりする場面も多々ありました。あらゆる人を敵にまわすように書き殴ってもきましたが、それもこれも日本の未来を憂い、危惧しているからに他なりません。 ここしばらく、日本はロクなことがありません。賃金は下がり、格差は拡大し、少子化は進み、国債は増大し、年金は減少し、若い世代も高齢者世代も不安しかありません。そしてそこに来て今回のウクライナ侵攻、Jアラートの連発、台湾有事の

OEDO[3-1]予想される反論への反論

平和ボケのお花畑──こう罵られたまま、非武装主義の平和論者たちは何も反論できません。「対話による解決」位しか言い返せず、議論は平行線を辿るばかり。見てられません。肩を持つ訳ではありませんが「地球防衛隊」も非武装という点では同じです。代わりに反論してみましょう。 大事なお花畑を踏み荒らす際に使われるのが「鍵掛け論法」と言うべきか「空き巣理論」と呼ぶべきか──自衛を防犯に喩えた稚拙な比喩です。SNS上における短文の応酬でもよく見かけますし、時には有名人や学者まで口にしたりするの

OEDO[3-2] お花畑の逆襲

もうひとつSNSなどで繰り返される言説があります。「プーチンに言ってこい」「正恩に言ってこい」「近平に言ってこい」というアレです。護憲派の平和主義者が「戦争反対」や「軍縮」などを訴えるたびに繰り返される馬鹿の一つ覚えです。 彼らも直接言えるなら、声を大にして訴えるところでしょう。そんな無理を言う輩には、「よろしい、ならばその独裁者をここに連れて来なさい」と、一休さんよろしく返しても良いところです。独裁者に謁見することも、屏風の虎を引き出すことも、不可能なのは子どもだって知っ

OEDO[3-3] 侵攻のインバウンド

これは反論というより、質問なのですが──日本が非武装になった時、外敵が攻めてくるとしたら、どのような事態が起こるのでしょう。自衛隊が交戦するシミュレーションは、軍事専門家がさんざん分析されているでしょうけど、非武装の場合はまったく予想が立ちません。 そもそも近年においてその先例がありません。まずはきっかけです。防衛費を増額して周辺諸国との緊張を高めればどうなるかは想像に難くなく、参考となる先例もあります。今のウクライナです。NATOの東方拡大やウクライナの軍備増強がその原因

OEDO[3-4] 非暴力主義の破壊力

非武装国家が相手では、敵国は戦争を始める口実も、きっかけも作れません。さらに相手が「地球防衛隊」なら、無理やりでっち上げることもできません。攻撃も爆撃もできず、具体的な占領政策を展開することもできません。俄かには信じられない人も多いかもしれませんが。 しかし前回は、そんな実際をシミュレーションしてみました。少々悪ふざけが過ぎた感もありますが、あながち絵空事のホラ話でもないことはご理解頂けたと思います。しかもこれは実例まであるのです。武器を持たない民衆を前にした時、現代の軍隊

OEDO[3-5] 無理ゲーの攻略

「非武装による武装」──まったくトートロジカルに矛盾した理論を展開しているようですが、実はこれが王道。一種「裸の王さま」の寓話のようですが、毒だったものが薬になるパルマコンのごとく、世界の価値観は転換しています。誰かが「王様は裸だ」と叫べば、事態は打開できます。 今さら植民地主義を復活できますか。今さら共産主義革命を興せますか。ほんの半世紀前、一世紀前には常識だったことが覆る世の中です。戦争と軍備そのものも、そろそろ用済みになります。いや、実は先進国ではすでに過去の遺物とな

OEDO[3-6] 防人の憂鬱

1991年、リトアニアの血の日曜日。侵攻するソ連軍を相手に市民たちは、非武装で抵抗。代わりにソ連軍の非道ぶりを世界に配信。わずか14名の犠牲者で母国の独立を死守しました。この歴史的事実が「地球防衛隊」法案のバックボーンになります。 「わずか」とは書きましたが、14名はかけがえのない命。しかし彼らがもし武力による反撃攻勢に転じていたら、犠牲者はその数では済まなかったことでしょう。当然リトアニアもその領土を失い、独立は果たせなかったと思われます。戦車に空手で抵抗すれば、兵士とい

OEDO[3-7] 経済安保の罠

ここ最近の報道を見ているとどうも、我が国の防衛は短期的な視野でしか議論されてないように感じます。「敵基地攻撃能力」とか、「専守防衛見直し」とか、「先制攻撃能力」とか、「必要最小限度の実力」とか──素人目にも、一度始まった戦争がそんな短期で終わるはずないと思うのですが。 具体的な兵器にしても、PAC-3配備とか、トマホーク導入とか、イージス・アショア断念とか──興味がないので詳細は知りませんが、ドンっとなった花火が綺麗だなレベルの、瞬間的な戦略しか講じてないような気がしてなり

OEDO[3-8] サイアクの戦争

それでも戦争になったら、日本は負けます。冒頭からすみません。しかし万が一日本が戦争に突入するようなことがあったら、負けます。非武装・非暴力の道を採れば侵攻も、占領もされません。しかし敢えて軍拡・交戦の道を辿るというなら、残念ですが負けてしまいます。ご説明しましょう。 指摘される通り、日本は周囲に不安要素を多く抱えています。同盟国の多いEU内の一国とは立場が違います。世界は東と西、北と南ではまだまだ文明の成熟度に差があります。亜細亜のこの地域は、民主度や自由度において一歩も二