Cpt. Nemo | 地球防衛隊法案OEDO

4月からnote始めたばかりです。自衛隊を「地球防衛隊」に改編。地雷撤去やレスキューなどに専念する正義の部隊で国際世論を引きつけ国家防衛。外からではなく内側から敵を討つ新しい国家戦略。

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4月からnote始めたばかりです。自衛隊を「地球防衛隊」に改編。地雷撤去やレスキューなどに専念する正義の部隊で国際世論を引きつけ国家防衛。外からではなく内側から敵を討つ新しい国家戦略。

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  • OEDO「地球防衛隊」法案

    あたらしい国防のカタチを全28章で発案しています。改憲派、軍拡派に対抗できる対案になると自負しています! 平和を望む皆さん、ご賛同ください。まずは出版化を目指したいと思います。

最近の記事

OEDO[3-9] 地球防衛隊「法案」

第3部の「反論のための反論」編もこの章で終わりになります。最後の最後に卑怯な最後っ屁をかまして終わることにいたします。とは言ってもそれは冒頭から張っていた伏線──というと難がありますね。周到に投じていた布石──も語弊があるかな。とにかく最初からお断りはしていた反論になります。 もし仮に「地球防衛隊」法案が可決され、自衛隊が改編されて世界中の地雷撤去や災害救助に取り組むようになり、国際的な評価を得たとしても、本当に国が守れるのかというと、100%の保証はできません。攻め込まれ

    • OEDO[3-8] サイアクの戦争

      それでも戦争になったら、日本は負けます。冒頭からすみません。しかし万が一日本が戦争に突入するようなことがあったら、負けます。非武装・非暴力の道を採れば侵攻も、占領もされません。しかし敢えて軍拡・交戦の道を辿るというなら、残念ですが負けてしまいます。ご説明しましょう。 指摘される通り、日本は周囲に不安要素を多く抱えています。同盟国の多いEU内の一国とは立場が違います。世界は東と西、北と南ではまだまだ文明の成熟度に差があります。亜細亜のこの地域は、民主度や自由度において一歩も二

      • OEDO[3-7] 経済安保の罠

        ここ最近の報道を見ているとどうも、我が国の防衛は短期的な視野でしか議論されてないように感じます。「敵基地攻撃能力」とか、「専守防衛見直し」とか、「先制攻撃能力」とか、「必要最小限度の実力」とか──素人目にも、一度始まった戦争がそんな短期で終わるはずないと思うのですが。 具体的な兵器にしても、PAC-3配備とか、トマホーク導入とか、イージス・アショア断念とか──興味がないので詳細は知りませんが、ドンっとなった花火が綺麗だなレベルの、瞬間的な戦略しか講じてないような気がしてなり

        • OEDO[3-6] 防人の憂鬱

          1991年、リトアニアの血の日曜日。侵攻するソ連軍を相手に市民たちは、非武装で抵抗。代わりにソ連軍の非道ぶりを世界に配信。わずか14名の犠牲者で母国の独立を死守しました。この歴史的事実が「地球防衛隊」法案のバックボーンになります。 「わずか」とは書きましたが、14名はかけがえのない命。しかし彼らがもし武力による反撃攻勢に転じていたら、犠牲者はその数では済まなかったことでしょう。当然リトアニアもその領土を失い、独立は果たせなかったと思われます。戦車に空手で抵抗すれば、兵士とい

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        • OEDO「地球防衛隊」法案
          28本

        記事

          OEDO[3-5] 無理ゲーの攻略

          「非武装による武装」──まったくトートロジカルに矛盾した理論を展開しているようですが、実はこれが王道。一種「裸の王さま」の寓話のようですが、毒だったものが薬になるパルマコンのごとく、世界の価値観は転換しています。誰かが「王様は裸だ」と叫べば、事態は打開できます。 今さら植民地主義を復活できますか。今さら共産主義革命を興せますか。ほんの半世紀前、一世紀前には常識だったことが覆る世の中です。戦争と軍備そのものも、そろそろ用済みになります。いや、実は先進国ではすでに過去の遺物とな

          OEDO[3-5] 無理ゲーの攻略

          OEDO[3-4] 非暴力主義の破壊力

          非武装国家が相手では、敵国は戦争を始める口実も、きっかけも作れません。さらに相手が「地球防衛隊」なら、無理やりでっち上げることもできません。攻撃も爆撃もできず、具体的な占領政策を展開することもできません。俄かには信じられない人も多いかもしれませんが。 しかし前回は、そんな実際をシミュレーションしてみました。少々悪ふざけが過ぎた感もありますが、あながち絵空事のホラ話でもないことはご理解頂けたと思います。しかもこれは実例まであるのです。武器を持たない民衆を前にした時、現代の軍隊

          OEDO[3-4] 非暴力主義の破壊力

          OEDO[3-3] 侵攻のインバウンド

          これは反論というより、質問なのですが──日本が非武装になった時、外敵が攻めてくるとしたら、どのような事態が起こるのでしょう。自衛隊が交戦するシミュレーションは、軍事専門家がさんざん分析されているでしょうけど、非武装の場合はまったく予想が立ちません。 そもそも近年においてその先例がありません。まずはきっかけです。防衛費を増額して周辺諸国との緊張を高めればどうなるかは想像に難くなく、参考となる先例もあります。今のウクライナです。NATOの東方拡大やウクライナの軍備増強がその原因

          OEDO[3-3] 侵攻のインバウンド

          OEDO[3-2] お花畑の逆襲

          もうひとつSNSなどで繰り返される言説があります。「プーチンに言ってこい」「正恩に言ってこい」「近平に言ってこい」というアレです。護憲派の平和主義者が「戦争反対」や「軍縮」などを訴えるたびに繰り返される馬鹿の一つ覚えです。 彼らも直接言えるなら、声を大にして訴えるところでしょう。そんな無理を言う輩には、「よろしい、ならばその独裁者をここに連れて来なさい」と、一休さんよろしく返しても良いところです。独裁者に謁見することも、屏風の虎を引き出すことも、不可能なのは子どもだって知っ

          OEDO[3-1]予想される反論への反論

          平和ボケのお花畑──こう罵られたまま、非武装主義の平和論者たちは何も反論できません。「対話による解決」位しか言い返せず、議論は平行線を辿るばかり。見てられません。肩を持つ訳ではありませんが「地球防衛隊」も非武装という点では同じです。代わりに反論してみましょう。 大事なお花畑を踏み荒らす際に使われるのが「鍵掛け論法」と言うべきか「空き巣理論」と呼ぶべきか──自衛を防犯に喩えた稚拙な比喩です。SNS上における短文の応酬でもよく見かけますし、時には有名人や学者まで口にしたりするの

          OEDO[3-1]予想される反論への反論

          OEDO[2-9] 地球防衛隊

          一区切りです。ここまでサヨクの皆さんを揶揄したり、ウヨクの皆さんを挑発したり、他国の指導者や自国の政治家を嘲けたりする場面も多々ありました。あらゆる人を敵にまわすように書き殴ってもきましたが、それもこれも日本の未来を憂い、危惧しているからに他なりません。 ここしばらく、日本はロクなことがありません。賃金は下がり、格差は拡大し、少子化は進み、国債は増大し、年金は減少し、若い世代も高齢者世代も不安しかありません。そしてそこに来て今回のウクライナ侵攻、Jアラートの連発、台湾有事の

          OEDO[2-8] 防衛隊のソフトパワー

          前回は「地球防衛隊」のハード面、C-2輸送機を「タイガーモス号」にして、イージス艦を「バラクーダ号」にして、10式戦車を「悪役一号」にして、自衛隊を子どもが憧れるヒーローにブランディングする戦略を展開しました──すみません、チョイスがマニアックすぎますね。 オタキングこと岡田斗司夫さんにしか通じないような古いジブリ作品、いやジブリを設立する前の宮崎駿監督のアニメ作品から引用してみました。今や世界に通用するジブリアニメですが、地上30mのロボノイドを建設しても誰にも見向きされ

          OEDO[2-8] 防衛隊のソフトパワー

          OEDO[2-7] 防衛隊のハードパワー

          「地球防衛隊」の攻撃も佳境に入りました。憲法9条を遵守して武力を放棄するだけではありません。地雷撤去や災害救助で世界に貢献するだけでもありません。国家防衛の観点から言えば一番の力の入れ所。それは何によりも「カッコイイ部隊」を作ることに尽きます。 9.11同時多発テロ事件が発生した2001年の12月、アメリカのクリスマス商戦から消防車が姿を消しました。子どもたちに大人気で品切れになったのです。その他ファイヤーファイターズ(消防士)のフィギュアから変形ロボまで、様々なおもちゃが

          OEDO[2-7] 防衛隊のハードパワー

          OEDO[2-6] 人命救助のベネフィット

          命に価格はつけられません。「人の命は地球より重い」と言った首相もいたほどです。それはさすがに言い過ぎだとしても、1千万、1億円などと具体的な金額は設定できません。既に亡くなった方に賠償金額が後付けされることはあっても、今を生きる人の命はpricelessです。 防衛費の増額に反対する勢力はいつの時代にもいるものですが、防災費・人命救助費の増額に反対するのは困難でしょう。人の命、国民の命を救う法案に反対する理由は付けにくいものです。これが年5兆円かけている自衛隊費を減額せずに

          OEDO[2-6] 人命救助のベネフィット

          OEDO[2-5] 人命救助のコスト

          将来の南海トラフ大地震による死者数は20〜30万人にのぼると予想されています。一方で、この一年間のウクライナ侵攻における犠牲者は民間8,000人、軍人1万人強(詳細非公表)と報道されました。これだけ大きな戦争でも、死者数は南海トラフの数十分の一にとどまっています。 しかし問題は数だけでなく確率です。どちらの可能性が高いかです。戦争と地震と。これからの30年間で死者20〜30万人規模の戦争が日本に起こる確率と、南海トラフの 70%〜80%と言われる発生率。この規模の震災となる

          OEDO[2-5] 人命救助のコスト

          OEDO[2-4] 安全保障のアイデンティティー

          そして有事です。災害時の人命救助です。これこそが「地球防衛隊」活動の真骨頂。世界の注目を集め、日本がヒーローとなれる晴れの舞台となります。突発的なセンセーションで、地雷撤去のような継続的な平和活動以上に全世界に日本のプレゼンスを高める平和プロパガンダになります。 つい昨年もトルコ・シリアで大震災が発生し、少なく見積もっても5万6千人の方が命を落とされました。日本からは初動として国際緊急援助隊・救助チーム75人の派遣が決定され、そのメンバーには海上保安官や消防士の方々が含まれ

          OEDO[2-4] 安全保障のアイデンティティー

          OEDO[2-3] 日の丸の矜持

          ある種「北風と太陽」のような話です。自衛隊が正義活動にシフトすることで、周辺国の独裁者たちを身ぐるみ剥ぎ(支持率を奪い)、丸裸にする(軍備を無効化する)策略です。姑息な手段、卑怯な変化球のようですが、実は王道。正々堂々と世界に胸を張れる法案になります。 それは緊急時の人命救助だけではなく、平時の国際貢献との二本柱で、真の積極的平和主義を推進するからです。その主たる活動として、まずは世界中の地雷撤去を掲げましたが、国際貢献はそれだけにとどまりません。仮に全ての地雷撤去を完遂し