『インクルーシブとダイバーシティ』 株式会社 LX DESIGNの月1授業でお話ししました
月1LIVE授業!
4月某日、株式会社LX DESIGさんが主催する、小中高生を対象にしたキャリア教育授業『月1LIVE授業!』に、ゲスト講師としてお話しをしてきました。
月1LIVE授業! とは、2021年9月〜2022年3月までの毎月(全7回)、社会の最前線で活躍するゲスト講師をお招きし、各テーマに関するキャリア教育授業です。(最終回の第7回は4月に変更)
私は、第7回『ダイバーシティ、マイノリティに目を向けよう』というテーマで、社会福祉士であり福祉に関する発信をされている一條仁さんと講師を務めました。前半についてこちらでまとめています。
4つのピースとパズル
私は、性の多様性についてお話しました。その一部を紹介します。
みなさんは、性は4つのポイントから見れることを知っていますか?
私は、性のお話しをピースとパズルに例えてお話しをしており、この4つをそれぞれ、パズルのピースとしています。そして、4つそれぞれのピースを組み合わせることで、パズルという自分の性ができる。
1人ひとり、それぞれのピースが異なっていれば、組み合わせてできたパズルも異なってくるはずです。
さらに各ピースごとに何種類もの形のピースがあるでしょう。時間や場所、その日の気分によってピースの形が変わることもあるでしょうし、長い年げつとともに変わっていくこともあるでしょう。
これまでは、組み合わせた後のパズルが、あらかじめ決まっている2種類のどちらに当てはまるかで性を判断されてきていました。
次第に、組み合わせたパズルは2種類だけでなく何種類も存在し、それぞれのパズルが存在することを、受け入れるようになってきていると思います。性の多様性という言葉がよく聞くようになったのが、まさしくそうだと思います。
組み合わせたパズルの全てがリスペクトされるようになってきていますが、私が思うに、組み合わせる前のピースからリスペクトされるべき・されるように今後なっていくのだと考えています。
今は、性の多様性に代表されるLGBTQやSOGIというワードだけが広がっており、果たしてLGBTQやSOGIとは何かを理解している人は少ないのではないでしょうか。
実際に、「LGBTが多様な性の全てだと思っていた」という人も、私の友人の中にいます。LGBTQは、あくまで「性の多様性」の代名詞のようになっているのであって、それで全ての性を表しているということではありません。この話風にいうと、「組み合わせたパズルのいくつかの種類たち」といったところです。
そのため、組み合わせたパズルの次元の多様性であって、ピースの多様性ではないなと感じています。
今後、LGBTQやSOGIについての正しい知識が広がってゆき、ピースの多様性までも理解でき、全て受け入れることができる社会が理想だと思います。
そして、その4つのピースを組み合わせてできたパズルは、自分だけのものです。数多あるピースから、自分だけのピースをピックアップし組み合わせたものです。
自分だけのピースとパズルを誇りに思い、自分らしく過ごせることが理想であり、素敵なことですよね。
C+ 性教育クラス
C+では、『性教育=生教育』として、
講師の海外在住経験で得た性教育も交えながら、文部科学省によってアップデートされた内容を網羅し、各年齢の子どもたちが気になっている性の知識を伝え、子どもたちが、自分らしく自分の行動を選択し、自分の人生を自分でデザインできるような包括的性教育を行います。
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2022/05/18
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