エンタメのお話
エンタメ世界の素晴らしさを肌で感じたというもの。
以前の投稿で学生時代から縁があり音楽の世界に携わる機会があったことで、割と芸能に関わる経験はしてきた中で、自分自身も感動し、いちファンとして今でも応援しているのがB'zさんだ。
忘れもしない、2000年夏のライブツアー。
ここもご縁があり、千葉マリンスタジアム(今はZOZOマリンスタジアムですね)で開催された'B'z LIVE-GYM juce'において、ツアー中B'zお二方のサポート(ケア)をすることになったのだ。いわゆる、宿泊先・控室でもあるホテルニューオータニ幕張と会場(マリンスタジアム)との送迎。会場が広いので、楽屋からステージ裏までの送迎。サポートスタッフのケア、生演奏(オーケストラのケア)などなど、主にB'zお二方がステージに立つまでのケア全般を私がすることになったのだ。
開演初日はリハーサルも兼ねて少し早めにスタジアム入りしてくるので、関係者駐車場でお出迎えをし、到着後、ドアのオープンを行い、そのまま楽屋への誘導。準備出来次第、まだお客さんが入る前のスタジアムにバックヤードからアリーナを抜けてステージまでの誘導をケアする。
リハーサルが始まってしまえば、終わるまでは何もないので、誰もいないアリーナの目の前でずっとセットリストを聞き入る業務(笑)
開演間近になるとお客様もスタジアム周りに増えてきているので、周回を見回り。スタジアムなのでスピーカー音は外まで聞こえているので、体育座りをして本番が始まる前に耳を傾けているファンの方々が多くいたのが印象的でした。
リハが終わって、本番までは自由時間(笑)また、休憩
ステージ衣装に着替えたお二方を本番前にまたステージ裏に送迎し、いよいよ、本番スタート。
私はというと、終了するまでは空き時間だったため(また休憩)、ステージ横で待機しながらも、アリーナ席で聞いて見たり、LIVE-GYMのステージがメインステージの後ろにも階段席(客席)を作っていたので、その一番上の席から会場全体を見渡せる(B'zお二方と同じ目線)ところで数万人の観客を眺めて見たりと、、普通では絶対に経験ができない時間を過ごすことができたなぁと実感。
ただ、2000年のマリンスタジアムのLIVE-GYM juceは伝説の会と呼ばれており、台風の直撃、豪雨、雷が落ちるといった、B'zさんのライブには雨はつきものという流れの中でも、とても貴重で滅多にないツアーになったのです。
「LOVE PHANTOM」が流れ、曲調と雷、大雨と、これは演出なのか?!と思わせるものすごい雷が鳴り響き、スタジアムの照明が落ちる。
一瞬、沈黙・・・・・関係スタッフ大慌て・・・・
土砂降りの中、数曲削って終わることになるという悲劇。
この大雨なので致し方ないことかもしれないが、ファンの方々は逆に思い出に残るライブになったのは確かなはず。
アリーナ席は、ひざ下くらいまで水が溢れ出しており、急遽、アリーナ席からの退場、数万人のお客様を通常ルート以外からも退避させるという荒技を関係スタッフは繰り広げ、とりあえずその日は無事に終了させることができたのである。
ステージから楽屋に戻る車内でお二方が、「これは再演だ!!!」と言った言葉は今でも忘れない。そして、関係スタッフはその言葉に固まったことも忘れやしない。
稲葉さん、松本さん、サポートメンバー、オーケストラ、舞台関係者、スタッフ、全員ずぶ濡れで終わった夏。
ひょんな事からB'zお二方とご一緒できたことは、#人生を変えた出会い であることは間違いありません。
生というライブを作り上げる緊張感、躍動感、達成感。
音響、照明、会場スタッフ、関係スタッフ全ての方々が一つの目標に向かって立ち向かっている姿は「仕事」としてすごく刺激になったことでもありました。そして、稲葉さんのストイックさ、松本さんの普通らしさ(これ、怒られますね)が重なり合い、ファンの方々に夢を届けるアーティストとして何十年も君臨していることがよくわかりました。
お二方とお話する機会はほとんどありませんでしたが、
数日間でしたが、ご一緒した事でエンタメ世界のリアルを体現でき、また、お二方の魅力溢れる日常を目の前で見て、感じることができたことは「人生を変えた出会い」であることに違いない。
ライブを見に来ていたゲスト(芸能の方々)ともお会いすることができたのは嬉しい限りです。そこには、サザンや安室奈美恵さんも。
その後、プライベートでライブに行く機会が何回かありましたが、
当時を思い出しつつも、いつも酔いしれております。
そんな普段ならお会いすることなんかほぼ無いであろう経験をまとめてみました。