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2024年に読んだ本 ベスト3

2024年を振り返って、面白かった本を勝手な視点でランキングしてみる。

3位 

気候変動に金融の視点から取り組む仕事をしているが、正直なところ、温暖化のメカニズムを科学的に理解しているわけではない。IPCCのレポートでは、人間が排出する温室効果ガスが温暖化の原因であることに疑いはないと結論付けられている。そのため、科学者でもない人たちが信じて温室効果ガスを減らせと声高に訴えている。しかし、この本は本当にそれが正しいのかを考えさせられるものである。本書は、温暖化や寒冷化を完全に予測することは、さまざまな要因が複雑に絡み合うため不可能であることを教えてくれる。また、現代の温暖化は温暖化の終焉時期の乱雑相の影響である可能性も示唆している。まさに名著であると思う。

2位

私の好きな養老先生と山極先生の対談。人間の長期的な発展の歴史(森から平野に出てきた時期など)や、虫(フォッサマグナの影響で東と西で生態が違うなど)・ゴリラの行動(自然災害の危険性のある山を避けるなど)から、現代の急速な都市化(コンクリート化など)・情報化に人間が対応できないのは当然だと考えさせられた。情報化の波に対峙する我々世代は、一度は読んでおくべき本だと思う。なお、山極先生の本はほとんど読破している。

1位

桁違いの億万長者の考えを垣間見れる本。本当に半端ない。自分たちが進めるデジタル化の行き先は人類の滅亡であり、そこから自分たちだけがどう生き残るのかを真剣に考えているらしい。ここは私が語るより、岡田斗司夫さんが解説している動画を見て頂きたい。

https://youtu.be/3jjfTDsYhao




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