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実現の不安:「いつかうつになる」と言われた予言が現実に

仕事に没頭していた私ですが、
30代前半に訪れた、どうしても頑張れない時期がありました。
朝、起きようとしてもできないのです。
本来は朝型人間で、起床に苦労したことがほとんどなかったため、
これは異常だと感じました。

仕事を1日休んでも、
翌日も体調は回復せず、
仕事のパフォーマンスは顕著に低下しました。
記憶が定かでなく、過度のストレスを感じると、
「死にたい」という思考が絶え間なく巡ります。
寝ようとしても眠れず、朝を迎えるたびに、
地獄のような心境に苛まれました。

当時は経営者と現場スタッフを兼任して活動しており、
業務はほぼ崩壊状態に陥りました。
経営状況、部下の人間関係、仕事の苦痛が日々積み重なり、
目指す方向へ進もうとしても障害が立ちはだかるようでした。

自身の財政状況も限界が見え始め、
通帳を見るたびにため息が出ました。
「お金がないとこんなにストレスを感じるのか」
と痛感した時期でした。

とうとう耐えかねて病院を訪れましたが、医者嫌いの私。
信用できる唯一の医師からは
「うつ状態ですね」との診断が下りました。
納得するしかありませんでした。

実は、同年代の仲間たちから以前に
「いつかうつになるよ、気をつけて」
と忠告されていました。
それを軽く受け流していましたが、
彼らの言葉は真実だったのです。
原因が明確になったため、
治療を受けながら、新たな生き方を模索することにしました。

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