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どうせこの世はゴミ箱だから

自己肯定感を高めよう、なんて言われても
何をどうすればいいのか分からない。

だって自分のダメなところや弱い所は
自分が1番知ってしまっているから。
もしかしたら私は、神様の失敗作かもしれない。
こんな自分を愛せだなんて、
そんな難しいこと言わないでよ。

大人になれば、
暮らしの中の当たり前がどんどん増えて
大抵のことをやっても、
褒めてもらえることなんてほとんどない。

朝は一人で起きて当たり前。
ごはんを作るのも当たり前。
仕事をするのも当たり前。

こんな当たり前のことしかできていない
当たり前の暮らしの中で、
どうやって自分を愛してあげられるのかな。

それなら、自分を高いところに連れてくよりも
周りの人を下げちゃった方が楽になるのかも。
そう、野田洋次郎が教えてくれた。

この世界は初めから、神様になれなかった
失敗作や、でくの坊たちが集まるゴミ箱。

みんな、この世に生まれた瞬間から
誰かの支えでやっと生きられる失敗作。
たった一人で立派に生きられる人は
ゴミ箱に放り込まれたりしないからね。

みんなそれぞれ弱さやコンプレックスを隠して
当たり前みたいに一人で生きようとしてるだけ。
どうせ一人で完璧に生きれる人なんていない。

このままでいいから。
この世のみんな大したことないから。
そのままの私を愛せばいいから。



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