その日本語、外国人材に伝わっていない？その1：「面談」

2024年12月10日 14:33

日本で働く外国人材は204万人を超えています(出典：厚生労働省令和５年10月末時点)。
この記事では、普段職場や仕事で、よく使う言葉の中で、外国人材には伝わっていない可能性のある言葉を紹介していきます。

外国人材の日本語力の指標

英語のテストにTOEICや英検があるように、日本語にも日本語力を図る試験がいくつかあります。そのうち、受験者数が多い試験に、JLPT(HPはこちら)があります。JLPTはリーディングとリスニングで日本語力を図る試験となります。

N1が最も難しく、N5が最も易しいレベルの試験となります。
N1やN2は難易度が高く、所持している外国人材の割合も少ないため、職場や仕事ではいかにN5やN4レベルの言葉を多く用いるかが、外国人材とのコミュニケーションに大事になってきます。

職場でよく使う言葉の中に「面談」があります。
この言葉、N1～N5の中でどのレベルの単語だと思いますか。

N1？　N2？・・それとも、N5？

実は「面談」という単語は、N1でも学習しません。つまり、非常に難易度が高く、知っている外国人材は極めて少ないということになります。
しかし、実際の仕事現場では「面談」や「個人面談」という言葉をよく使います。そのため、初めて聞いた外国人材は戸惑う可能性があります。

外国人材とのコミュニケーションを想定して、なるべくN5、N4レベルの単語を使用して話をしましょう。

今回の「面談」は以下の様に置き換えます。
置き換え例：「会って話しましょう」※実際はふりがなを振りましょう

この文章は全てN5レベルの言葉で文章が作られています。そのため、理解できる可能性のある外国人材が非常に多くなります。

もし職場で「面談」という言葉をよく使う場合には、しっかりと「面談」という言葉も覚えてもらうようにしましょう。

以上となります。お読みいただき、ありがとうございました。

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