マーケティング脳を鍛える①:商品を売るのではない。理想の未来を売るということ
こんにちは、青野です。
私は普段、スタートアップ・中小企業様を対象にして広報やマーケティング領域のコンサルタント・プランナーとして戦略立案〜実行プランの支援などを行っています。そのお仕事の場を通じて日頃思うのが、提供サービスの遂行以前に、マーケティング的な思考回路の共有、思考の習慣化が重要だなということです。
経営者・役員、現場メンバー、外部パートナーなど、マーケティングに関連したプロジェクトは立場の異なる人たちが集まり進んでいくことが多い中
それぞれの目線でものを見て、それぞれの役割を果たすため、共通した見方、考え方で進めて合意形成していく必要のある場面も多いのではないでしょうか。そこで、本日からこのnoteでは、”マーケティング脳を鍛えるヒント”をお届けしていきたいと思います。
今日は「商品を売るのではない。理想の未来を売るということ」ということについてです。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=7O4itwJYzT0
昨日自宅でテレビを見ていたところ、マクドナルドの「グラコロ」のCMをやっていました。12月に入り、また一段階寒くなってきて、外を歩くにもコートや手袋が必要になってきましたね。そんな時期にこのCM。
高橋一生さんが、パートナーの女性と過ごす日々の日常が描かれており、その後半、雪が舞う冬空の下で女性がマクドナルドの紙袋を持って帰ってきた。というシーンが描かれていました。最後に商品映像や食事シーンはあるものの、CMのほとんどは高橋さんと女性の生活の様子です(よろしければ、YouTubeのリンクもご覧になって見てください。)
これはグラコロという「商品」を買ってね、と伝えるCMなのではなくて
グラコロがあることで、冬の日常に「あったかさと美味しさ」が加わるよ。ということを伝えるものになっています。
ここに、今日お伝えしたい「商品を売るのではない。理想の未来を売るということ」というマーケティング的な発想が詰まっています。
コロナの状況下、積極的に遠出や外食ができない私たちの生活に、ちょっとしたアクセントを、グラコロが足してくれますよ。というメッセージは、お客様の日常にとっては「ちょっと良い未来」の提案になっているというわけなのです。
こんな風に、商品の価値を提案していくことによって、企業にとっては「この商品を、価格・品質を主軸に判断されない」というメリットがあります。(もちろん、価格が高すぎる、品質が悪すぎるということでは、お客様としては商品を買おうとはならないわけなのですが...)
今行っている事業/サービスが提供できる未来を、明確にお客様に提示できますか?来年に向けて、一旦立ち止まり、そんなことを考える時間を作ってみるのも良いかなと思います。
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