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マインドマップが描けない人へ。気負わずできるラフな内観の話。

わたくし、「詰まってきたな」と思ったタイミングでブレインダンプをしています。とは言っても本来のやり方は知らない。ブレインダンプについて書かれた本を読んだこともないし、たぶん今後だって読むこともない。ただ「便利な言葉だな」と思って使っているというだけ。厳密なそれではない。

今回の記事では私の特性の説明と、どんな風にやっているのかをテキストベースでお送りします。文字だらけですが堅苦しいことは言っていないので気楽に読んでいただけましたら嬉しいです。

残念なスペックでもって生まれてきました。

わたくし、キャパが小さくシングルタスク、動揺しやすくパニックから抜けにくいというとても残念なスペックの持ち主です。日常生活でもちょっとしたことですぐにいっぱいいっぱいになります。吐き出さないと何も回らなくなります。

自分の書く字が大嫌い

こりゃいかんといつからか始めたのが「書き出す」こと。だがしかしここにも問題が。自分の書く字が大嫌い。なんでしょうね、上手くもないし下手でもないしでいわゆる並なんですけど「筆圧と形状のバランスがただただ好みじゃない」んですね。好みじゃないものを目にし続けることになるのですんごい気になる。なので元々は書き出すことさえ苦手です。しかし「背に腹はかえられぬ!」的なアレで観念し書き出すことにしています。

マインドマップが書けません

こちらもちゃんと調べたことないけれど。とにかく、外に外に広がってゆくタイプの思考ができません。アイデアは出せても繋がってはいないのですよね。ポツ・ポツ・ポツと、あっちこっちに点で湧き出るケースが主で、結果的にはそれを一つに繋げるのですけれど、一つからスタートし、それを発展させてゆくという回路ではない。これはもう考え方の癖が強くて、私のベースが逆算・遡って考えるタイプだからだと思っています。

逆算タイプに適した内観のやり方

そんなこんな、なんとなく気が向いたので、本日は内観ネタを記してみます。私なりの内観のやり方とポイント。それはブレインダンプの廉価版みたいなもの。その時々の課題やコンディションからテーマ・項目を設定し、思い浮かんだことをひたすらに書き出します。

項目の一例は以前に公開したこちらの記事に記しています。通常、一度の内観につき4~5項目を選び、それぞれの項目について思うこと考えたことなどを一気に書き出します。

よく使う4項目はこちら

上記の記事では、わかりやすくするため別々に項目立ててありますが、いくつかまとめられる部分もあり、そうして私がよく使うのは以下のような項目です。

◎やらなければならないこと
◎嫌なこと・やりたくないこと
◎自分ができること・スキル
◎手に入れたいもの・できたらいいなと思うこと

私がよく使うのはこのあたりの項目なのだけれど、忙しい人やもっと手軽にやりたいと言う人は正直1項目でもいいと思う。その場合には「本当はどうだったらたのしいのか」という項目が包括している感じでよいかもしれません。

具体的なやり方、私の場合。

1、小ぶりなふせんとA4サイズ以上の白い紙(項目の数+1枚)を用意

個人的には100円ショップで売っている、こぶりな蛍光色の紙ふせんが気に入っています。(※下記投稿の画像参照)テンションが上がって勢いがつくこと、一項目当たり50~100を書き出すとしても足りること、項目ごとに色を変えられることなどが気に入っています。これに鉛筆なり0.9ミリのシャープペンシルで書くのが好き。白い紙はこのふせんをペタペタする用・土台の役割。私はA4のコピー用紙を使っています。

2、項目ごとにひたすら書き出す(項目につき5~15分)

決めた項目に対して思いついたこと、浮かんだことをひたすら書き出す。ふせんに書き出し、書き出したふせんは土台用の紙にどんどん貼り付けていく。重複してもいいので書き出す。間違ってもいちいち直さず勢いで書き進める。頭カッスカスになるまで書き出す。単語でも自分にだけわかる略語でも何でもOK。とにかく書き出す。私の場合、4項目×7分というパターンが多い。気負わずカジュアルに、そこそこの頻度でやりたいと思っているので、あまり負荷が掛からない時間設定にしています。

3、書き出したものを眺める

この時点である程度自分の思考や心配事が見えてきます。「あ、この単語重複してる、実はすごい気掛かりだったのかも」とか「うわ、これ、荒ぶってるな、心底イヤなのだな」とか「そう、これ、気になっているのだけどうまい言葉で表現できないでいるのよね」とか。アウトプットから自身のコンディションや思考の全体像をつかむイメージ。

4、並べ替え&取捨選択

勢いで書くがゆえ、適切な項目に振り分けられていないものがあったりするので、そういう場合は並べ替える。たとえば「やらなければならないこと」に書き出したけど本当は「できたらいいなと思うこと」が適切な項目だな、とか。惰性で書いたな・必要ないなと思えばふせんをはがしてポイ。「嫌なこと・やりたくないこと」の項目に関してはザッと目を通したら、土台の紙ごと捨てちゃってもOK。

5、全項目を1枚の紙にマッピング

コピー紙の中でざっくりと位置を分け、すべての項目の中から、目的に合わせていくつかのかたまりをつくる。たとえば『仕事』というエリアを作り、その中に仕事関係の「やらなければならないこと」「自分のスキル」「できたらいいなと思うこと」を集める。『プライベート』で「やらなければならないこと」「手に入れたいもの」とか、『副業』で「自分ができること」「スキル」「できたらいいなと思うこと」とか。

6、これで終わりでもよし、発展させてもよし。

思考とやることの見える化でゴール、終わりにしてもよし。文章としてまとめて清書してみるもよし。マッピングした紙を元に「これとこれを組み合わせたらこういう企画ができるんじゃない?」と発展させてみるもよし。気分と用途でいかようにもどうぞ。

生活と人生を整えるための思考の時間

最初は手間取るし、慣れるまでは大仕事だと思うのだけど、それを少しでも緩和させたくて私は「4項目×7分」「なんでも有り」「ラフ」な方向へ振っています。しっかりガッツリをたまにやるより、軽くササっとでも回数こなせるように。

焦りや不安があると、早く解放されたいと思い、すぐに行動したくなりますが……。やみくもに動くというのは非常に効率が悪いしリスキー。誰かを傷つけることや迷惑を掛けることは多くても、いい方向に働くことは少ないでしょう?そういう時こそ一度立ち止まり、現状を把握して、その中で現実的な策を練った方がよいと考えます。

それは今目の前にあって行き詰っているプロジェクトもそう、人間関係や人生や生き方もそう。考えることだとか思考の整理をすることは人生を豊かにしてゆく上で大切なことだと思います。

あと、これは自己肯定感が低くて苦しい思いをしている人にも試してほしい。すぐにはできないと思うし、最初はすごく落ち込むと思うんだけど、回数を重ねていくうちにおそらく不安感が薄れてゆくと思います。この場合、「自分ができること」の項目には歩ける・話せる・字が書けるとか、そういうレベルの当たり前と思っていることも含むのがコツ。不安感が薄れてゆくというのは、これ、私がそうだったから。身をもって知りましたので。騙されたと思って試していただけましたら幸いです。

さいごに

今回の記事では時間の都合、ビジュアルを用いず、テキストでの解説となりました。ただ、やっぱり文章だとイメージしにくいと思いますので、そのうちもうちょっとわかりやすい形でフォローを入れたいと思っています。(いや、そうは言っても、やっぱりほら、リアクションによってはやらないかもしれないけども……っていう弱気な部分もありつつ……。)

あと、内観に関することは今回の内容とは別に、またちょっと書きたいこともあるのでそのあたりも様子を見ながら発信して行けたらと考えています。

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