ピアノを10年以上ぶりに始めた話3
前回の話はこちら。⇩
ピアノの発表会
小学生の頃ピアノ教室に通っていた時の発表会がとにかく苦手だった。大勢の前で舞台に立って自分だけが注目されてピアノを演奏するなんて。
当時の私によく頑張ったと褒めてあげたい。
今思うと、コンクールで勝たなくてはいけないわけでもないし、順位を決められるわけでもなく、その演奏が自分の未来を左右するわけもない。
ただ親御さん達が小学生の自分の子供の演奏を聴きに来ているだけで、まして他人の子供がどんなミスをしようととそんな大きな問題ではないと分かるが、やっぱりああいう場はどうも苦手だ。
ただ、緊張はかなりしたけど、無事弾き終わって嬉しかったし、家族も見に来てくれてすごく褒めてくれたのは印象に残ってる。ありがたい。本番のこの日のために練習を頑張るいう張り合いが出るのもメリットなのかな。他の人の演奏を聞けたのもよかった。貴重な良い経験だったと思う。
久しぶりのピアノ1回目の感想
前の記事に書いたように、最初おぼつかなさに驚いたが、記憶を辿るように、思い出した部分を弾いたりそこからまたヒントを得て思い出したりして、懐かしの曲が少しメロディになった時はすごく嬉しかった。
あまりにも思い出せないので楽譜を見て、
そもそも音符の読み方も10年以上ぶりなので忘れかかっていて、ドはここだよなということは、レミファソ!ソだ!と一つずつ数えて思い出して、手書きでドレミを楽譜に書き込んで、それを見ながら弾いたらそうそうこんな感じ!とちょっとずつ思い出してきた。
楽譜は約20年前ピアノに付属してきたもので、
小学生当時の書き込みもあり、使い込まれ、その後ピアノが収納棚として活躍した時期の長年の保管を経て、まるで古書と化している。
子供時代の自分が書いた字や文を見て、
大人になった自分がまたさらに書き込みをして、
この楽譜を通して子供時代の自分と繋がれた感じがして不思議な気持ちだった。
同じ時代にいない2人が会えたみたいな感覚?
タイムカプセルを開けたような感覚?
そして左手と右手が違う動きをするということが本当に難しいと思った。子供の頃より確実に脳がいつも使わない領域を使って頑張ってるのを感じる。カロリー消費している気がする!脳トレにすごく良さそう!
頭と目と耳と手と足といい運動だ!
実家ピアノ教室に通いだして9回目に
ピアノを弾くために実家に通って、平均週1ペースぐらいで続けている。
1回に大体1-2時間ほど弾いている。
自分の家にピアノがあればもっと弾く時間をとれるが、わざわざ実家に行かないと弾けないというのが習い事感があってまた良いのかもしれない。(それに大好きな家族に会えるのは嬉しい。)
昔、楽譜を見ずに弾けた曲は割と弾けるようになった。あまりがっつり練習をしていなかった部分は思い出さないので、初めて弾くような気持ちで頑張っている。子供の頃より覚えが悪くなったと思うが、回数を重ねて定着してきた実感があった部分があり嬉しかった。余裕が出てきたら新曲もチャレンジしてみたい。
基本ヘッドホンをして外には音を出さず騒音対策してやっている。
ヘッドホンは耳に当たる部分のクッションスポンジの部分が、昔へたって剥いて、ない状態なので、中のプラスチック素材が直でくるので硬い。折ったティッシュをクッション代わりに挟んでやっているが、長い時間つけていると耳が痛くなる。なんかもっと良い方法はないか考えようと思っている。(謎の報告)
ちょっと良い感じに弾けたから嬉しくなって、
ちょうど耳も痛くなってきたしヘッドホンモードを一旦解除し、母に聞いて聞いて!と来てもらい弾くものの、さっきと同じように上手く弾けないあの現象は何なんだろう。こんなんじゃなくて本当はもっとスラスラ弾けたのよ〜。人に見られている聞かれていると思うとちょっと緊張が入るんだろうな〜急に弾けなくなるやつ。メンタルが及ぼす影響すごいな。
自己満でも楽しいが、やっぱりちょっと聞いて欲しくなるから、世の中には発表会というものが存在するのかもしれない。
いつかスラスラを家族に聞いてもらおう!
ピアノを始めて思ったこと
大人になってこう無心になって集中できる時間は大切だ!
良い意味で生活感のない非日常なことに没頭できるのは素晴らしいことだ!
これからも楽しく継続していこうと思う。
完
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