生きづらさ克服シリーズ③「普通の人になりたい」は他人軸、では自分の価値観は?
こんばんは。1個前の記事の通り、主治医と話してみて気づきがあったので早速忘れないようにnoteに書き留めておきます。
当初は単なる気づきを忘れないように、と思っていたのですが、書き始めると長編になりそうですし、生きづらさと直結することなので、生きづらさ克服シリーズに入れることにしました。その①と②はこちらにあります。
1.自己理解と自己認知のワーク
現在、「どうして働きたいのか」ということをテーマに自己理解·自己認知のワークをしています。夫やキャリアカウンセラーの人にまで「どうしてそこまでして働きたいのか」を尋ねられたことがきっかけです。
深掘り用のワークシートで、私は「普通の人になりたい」という願望があることに気づきました。私は仕事が続かず、転職回数が多いことがコンプレックスです。仕事を一箇所で長く続けることができません。だから、仕事を長く続けられる人が「普通の人」、そんな風になりたいと書きました。
主治医からは実に日本人的な考え、世間体を気にしていて、自己肯定感が低く、他人軸だと言われました。そして、この価値観は誰かから言われた価値観で自分自身の価値観ではないと言われました。
もし、過去の自分が仕事を辞めずに続けていたら?もっと身体を壊していたかもしれない。下手すれば生きていなかったかもしれない。より良い方向に向かうために選択した結果が今にある。 ASDという特性があるから仕事が長続きしにくいのかもしれない。それでもそんな自分の特性があるということを認めないとこのまま新しい仕事を探しても今までと同じことを繰り返すだけになってしまう。自分自身の価値観を見つけることはとても難しいことだけれど、これを良い機会に考えていきましょうと言われました。
正直、今日の診察はフリーズしっぱなしでした。「普通原理主義である(=普通が全てだと思っている)」、「あなたをメジャーかマイナーかで見るとマイナーかもしれないけれど、マイナー=異常ではない」など沢山の気づきを貰いました。また、深掘りのワークシートがきちんと書けているので、これを続けていきましょうと言われました。
2.変わっていても成績が良ければ許された学生時代
今の価値観が形成されるまでの過去を振り返りたいと思います。私は学生時代から変わっていると言われるタイプでした。たぶん小学生低学年からその片鱗はあったのでしょう、変なやつということでクラスの目立つタイプの男子からいじめを受けていました。状況が変わったのは学年が上がるに連れて。相変わらず変わり者で読書が好きで友達は少ない方でしたが、勉強ができるということで一目置かれるようになったり、便利に使われたり。居心地は少しずつ良くなってきました。高校からは周りも変人が多かったからか、友だちも増えました。大学でもゼミの教授から花向けの言葉に「ゼミの中でもピカイチの個性派。その個性を社会に出ても失わないように」と言われました。
小学校高学年から大学までそれなりの成績をキープしていました。高校では起立性調整障害に苦しみましたが、それでも国語と英語は特に良い成績を残せました。少し遅刻や欠席が多くても、成績が良ければあまり問題視されなかったように思います。
3.本当にやりたかった仕事
私は、将来の夢があり、大学の学部選びをしました。身体が弱かったので大学受験は避けて指定校推薦で進学するよう両親からは言われましたが、やりたいことができる学部が指定校推薦の枠に無かったので両親の反対を押し切り一般入試を選びました。
結果として第一志望には入れなかったけれど、希望の学部に入ることはできました。大学に入ってみると周りは自分より優秀な人だらけ。努力するのも才能が必要だと感じたのも大学時代でした。
話が少し逸れてしまいましたが、学びたいことを十分に学べた環境の中で就職活動が始まります。私はなかなか就職活動に本腰が入りませんでした。将来の夢は昔からあったけど、叶えられる人は一握りだという現実に気が付き、一般的な就職活動をしなければと思うものの、気持ちを上手く切り替えることができませんでした。
当時、地元で地方公務員をしていた父からは公務員になることを強く勧められていました。地元じゃなくてもいいから公務員になれ、と言われていましたが、それでは何の為にこの学部を選んだのか分からない、公務員になるなら指定校推薦の枠にあった法学部を選んでいれば良かったじゃないかと思い、反発しました。
民間の就職を目指し遅れて就職活動をしました。周りが大手企業に就職する中、出だしが遅かったこともあり、とある中小企業に就職が決まりました。ここで世間の価値観を沢山浴びせられた気がします。新卒で入った会社はもっと早く辞めていても良かったのかもしれません。ここでかなり自己肯定感を失いましたから。しかし、紆余曲折を経て、なんと第二新卒枠で描いていた将来の夢と関わりのある仕事に就くことができました。
第二新卒枠で入れた会社は私が長年憧れていた仕事であり、とても楽しかったです。残業も多かったですが、その分やりがいもありました。結果としては体調を崩してしまい2年で辞めることになるのですが、今でもこの業界に戻りたいと思っています。
4.まとめ
最後の方は何だかまとまりがなくなってしまいましたが、今日の診察での気づきと過去の振り返りです。「どうして仕事がしたいのか」というテーマで話を進める中で、仕事をしているのが普通という価値観と、目指していた仕事があり、それを大切にしている自分がいるのだと思いました。
どこまで本音を話せるか分からないけれど、来週学生時代に切磋琢磨し合った尊敬する友人と久しぶりに会います。沢山語り合うと思うので、そこで自分自身が大切にしている価値観に改めて気付くことができれば良いなと思っています。
次の診察は2週間後にあり、冒頭で紹介した自己理解と自己認知のワークに取り組んでいきます。また診察で医師からのアドバイスを受けたらnoteに書き残す予定です。ここまで読んでくださりありがとうございました。次回の生きづらさ克服シリーズも読んでいただければ幸いです。