自炊おすすめ本②高山なおみ『自炊。何にしようか』
高山さんの本を購入するのはこれが初めてでした。
この本のどこに惹かれたかというと、”すべてが飾らない、リアルな食卓(それも料理家さんの)”というところでした。
世の中の本当にたくさんのレシピに溺れそうになった時に開くとほっとする本です。
表紙からしてラップに包んだごはん、ですよ。
しかも表紙の下5mmが白いの。「あれ?カバー上にずれちゃってる?」って何回も直しそうになった。
きっちりしすぎないゆるさ、みたいなものがここに現れている気がする。
卵かけごはんに黄身を使ってしまった時に余る白身の使い途とか(ふわふわにして納豆に混ぜ込むみたい)
餃子の肉だねが残ったらどうするか、とか
スイートチリソースの、隠し味としての使いかたとか
なんかこう、家庭料理の困ったあるあるをさらりと解決できるアイデアをもらえます。
一方で難易度の高そうな『自家製ソーセージ』の作り方をさらりと書いていたり。
こういうバランス感覚の料理本はなかなか無いです。
作って冷凍しておいたワンタンを、インスタントラーメンに入れてたり。
こういう日常、いいなあって憧れます。
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