NANA DOI

1986年生まれ。コンビニ商品企画・食品メーカーマーケ勤務から、自分の手で料理を作りたくなり料理人へ。フレンチレストランでの修行ほか経験あり。素材のよさを感じられる料理が好き。2024年3月にワンオペ店”惣菜スタンドSoil”をオープン。

NANA DOI

1986年生まれ。コンビニ商品企画・食品メーカーマーケ勤務から、自分の手で料理を作りたくなり料理人へ。フレンチレストランでの修行ほか経験あり。素材のよさを感じられる料理が好き。2024年3月にワンオペ店”惣菜スタンドSoil”をオープン。

マガジン

  • 惣菜スタンドSoil 開業まで

    東京都武蔵野市桜堤にオープンする惣菜スタンドの開業までの道のりです。

  • 料理人のシェアハウス生活

    2020年5月3日〜2021年11月30日 2022年12月7日〜2023年10月22日 約2年半住んだシェアハウスでの生活について

  • 料理レシピ、コツなど

    日々の料理が楽になったり楽しくなったりするレシピやコツの紹介

  • 店舗以外の仕事

    惣菜スタンドSoil以外の仕事についてまとめています。ケータリングなど。

  • ぐっとくる飲食店

    料理人である著者が実際に行った、心からおすすめできるお店。 評価やレビューではなく、愛と応援を表現したいマガジン。

最近の記事

変化の8月9月

長らく、行動したほうがいいってことはわかってるんだけど行動に移せない…という時期が続いていましたが、そこを抜けてひと段階変われたような気がしているここ最近です。 コーチング受けてみました 2週間前に初めてちゃんとコーチングを受けてみました。 5月頃からやらなきゃなあと積み続け、何度も月初の目標としてノートに書いても動き出せなかった行動へのハードルが低くなったこと、少しずつ動けるようになったことがとっっても大きな収穫だった。 やれていなかったタスクは主に広告活動で、チラシを

    • その願いを叶えようか、と囁くのは天使か悪魔か

      お店オープンから約3ヶ月経ちました noteを書くのが久しぶりになってしまった。前回はオープンしたお知らせとオープン当月の振り返りをした記事だったんだけど、同じようにただただ毎月の振り返りをしていったとしてもなんだか楽しくないなあという気がしていて筆を進められず。 けど何かアウトプットはしたくて、ずっと精神的便秘状態で。笑 ちょうど、振り返りと絡めてこれ書けたら面白いかもと思ったことがあったので、久々にnoteの編集画面を開きました。 今日書くのは売上の話が中心で数字の

      • 開店しました、そして3月振り返り

        東京都武蔵野市にあるなりわい賃貸住宅hoccoにて、惣菜スタンドSoilというお惣菜のテイクアウト&立ち飲みができるお店をオープンいたしました。 3月10日にプレを、3月15日に本オープンを。 正直、バタバタし続けててそのままスタートで走り出してしまった感。 オープン前のことと、初月だった3月の振り返りをしていきます。 hoccoについてはこちらのnoteに書きました。 オープン日をなぜ3月15日にしたか オープン日の決め方、これは完全に縁起のいい日ということで決

        • 店舗つき住居で飲食店を行うにあたっての、保健所とのやりとり

          これから開業するお店は住居と店舗が一体になっており、普通の飲食店とは少し勝手が違うので、色々と保健所に確認を行いながら店づくりを進めました。 そのことを諸々記しておこうと思います。(2024年2月時点の東京都武蔵野市の保健所においてです。地域差あるようなので飲食店開業を考えている方で気になる部分がある場合は、対象の保健所へ確認された方が確実です。) うちは特殊なパターンではありますが、飲食店を開業したい人の参考になればいいな…! 契約前内覧時に管理会社に対して、店舗部分で

        マガジン

        • 惣菜スタンドSoil 開業まで
          10本
        • 料理人のシェアハウス生活
          13本
        • 料理レシピ、コツなど
          20本
        • 店舗以外の仕事
          7本
        • ぐっとくる飲食店
          3本

        記事

          なりわい賃貸住宅hoccoでのくらし

          ↑の説明文にさらっと書いている【なりわい賃貸住宅hocco】について これから開業しようとしているお店の物件は少し変わっていて。 自分のやりたい”なりわい”を、街にひらくというコンセプトの賃貸住宅です。 hoccoの各戸には3畳ほどの土間スペースがあり、私たちはここでなりわいとして飲食店を営みます。 そして、その3畳の土間以外のスペースでプライベートの生活もしていく、という職住近接ならぬ職住一体な生活になる予定です。 hoccoは長屋になっていて、同じように土間のあるメ

          なりわい賃貸住宅hoccoでのくらし

          カウンター1枚ぶんの壁の、心地よさ

          飲食で働いた現場の数はおそらくざっくり20箇所くらいなのだけど、その中で一番自分が楽しかった現場のことを考えて今回のお店を作ることにした。 そのお店はカウンター中心の小料理屋スタイルだった。 当時の雇われていたタイミングやお客さんの質や一緒に働くメンバーだったり、幸運が重なったから余計に楽しかったということはあるんだけど。 小料理屋スタイルのいいところ。 お客さんが来てくれてから退店するまで、短くない時間を共有できる。 直接コミュニケーションが取れる。 コミュニケーシ

          カウンター1枚ぶんの壁の、心地よさ

          続・料理の塩分量の決め方(調味料編)

          昨日の続きになります。 塩の塩分量は食材全体の重量の0.8%を計算して入れればOK、という話でしたが、醤油や味噌の場合はどうするのか。 栄養成分表示を見ます。 この薄口しょうゆの場合15ml(15g)あたりの食塩相当量は2.3gなので、 2.3÷15で塩分濃度は15.3%。 100÷15.3は6.53..で、これは食材の重量あたり6.53%の重量の薄口しょうゆを入れれば塩分濃度が1%になる、ということ。 塩分濃度0.8%にしたい場合は、100÷15.3×0.8を計算して

          続・料理の塩分量の決め方(調味料編)

          料理の塩分量をバシッと決めるには、アレを捨てよ

          料理の塩分量がうまく決まらなくて悩んでました。 北海道出身だからなのか酒飲みだからなのか、私の場合は料理がしょっぱくなりやすい。 加えて、何度も味見をしてると舌が慣れて判断ができなくなったりするんですよね。 こうするようになってからうまく決まるようになった、という方法がずばり、目分量をやめて塩分量を計測すること。 人が美味しいと感知する塩分量は約0.8~0.9%と決まってます。 薄味が好きなら0.6~0.7%、しょっぱいのが好きなら0.9~1%ほどに塩気を定めれば料理

          料理の塩分量をバシッと決めるには、アレを捨てよ

          店づくりネタ集めのため、上諏訪へ

          みんな大好きリビセン。 リビセンがいいよ、という話は何年も前からずっと聞いていたのですが、今回縁あってやっと行くことができました。 そしたらもう、想像以上に良かった…! 店をつくる、という目的があるからさらに楽しくて楽しくて。 お宝の山すぎました。 色々みてると「あ、これ実家にありそう…」というものも多くて。 今週ちょうど実家に戻るから実家漁りもしようと思った。 店づくりの具体はまだ詰めきれていないので、今回はリビセンにはどんなものがあるのかな?というネタ集めをして

          店づくりネタ集めのため、上諏訪へ

          店を出すのは人体実験のため

          料理の仕事をしていて、いつか店をやることになるかもしれない、けどそれは今ではない。とこの2年くらい思っていた。 「今ではない」と言うと「できるけどあえてやらないんです」感が出ていて、こいつ逃げてんな〜と過去の自分に思うのだけど、 実際はそこまでの道のりを具体化しリスクを取ることを避けただけのことだ。 正しく自信がなかった。 まあ自信がないなら別に無理してリスク(に見えるようなもの)なんて取らなくていいと思う。 けれど、では今は自信がついたから店を開けることにしたのか、と

          店を出すのは人体実験のため

          コンセプトを考える前に。どんな世界を叶えたいのか②

          前回のつづきです。 学びはあるものの軍隊な人間関係の職場で食事もお通夜状態な所にいて、食や人との関わりあいを楽しめないってこんなにQOLが下がるのか…とめちゃくちゃ強く実感したレストラン勤務時代。 働いている時は軍隊でも、それ以外の時間は仲間でいたかった。 けどそうはなれないまま、その場所を離れました。 この体験が自分に強く影響を与えていて、人と安心して関わりあいたいという欲求を強く持つように。 私がいま考える安心感ってどんなだろう、と考えるとこんな感じで。 悪意か

          コンセプトを考える前に。どんな世界を叶えたいのか②

          コンセプトを考える前に。どんな世界を叶えたいのか①

          初めて飲食店を開くことになった。 飲食業に足を踏み入れてまる6年だが、「いずれ自分の店を持ちたい」と思ったことはほとんどなかった。 しかし後述する「叶えたい世界」をはっきりと自分の中で認識したことで、他人が作った店で働いていてもそれは叶えられないと自覚できて開業に動けたように思う。 それを言葉にしておく必要があると思ったので、noteに残しておきます。 この世界にどんな世界であってほしいのか?の現時点での私の答えのひとつは「安心してその人がその人自身でいられる世界を叶えたい

          コンセプトを考える前に。どんな世界を叶えたいのか①

          長野県松本市の路地裏でフロマージュドテット ノワールのガレット

          ”ぐっとくる”飲食店はどんなもの?という問いには答えを少なくとも2つ。 ひとつは良い裏切りのあるお店。 もうひとつは高次元においてつじつまが合っていること。 人は無意識に、その店全体の雰囲気を食事の前に味わっている。 例えば何気なく入った町中華の内装が超ウッディで照明は暗めに落とした電球色、ムーディーなジャズがかかっていてスタッフは物腰柔らかそうで、静かな時間が流れるような雰囲気のお店だったらどう感じるだろうか? 恐らく、違和感と不安をおぼえるはず。 多くの人がイメージす

          長野県松本市の路地裏でフロマージュドテット ノワールのガレット

          シェアハウスごはんの記録(2021年3月)

          シェアハウスで作った3月のごはんの記録です! 最近、今井真実さんのレシピを色々と試させてもらっています。 この胸肉のロースト、来客がある時に作ってみたらすごく評判良かった…!! お肉は柔らかく、ヨーグルトが前に出過ぎず一味違うおいしさが出ていて本当においしかったです。 オーブン100度でお肉焼くの初めてだった。色々応用できそうですね。 こちらの自家製ベーコンも今井さんのレシピ。 ベーコン、自分で作れば余計な添加物が入らないというのが嬉しいです。 燻製器がなくてもベ

          シェアハウスごはんの記録(2021年3月)

          自炊おすすめ本②高山なおみ『自炊。何にしようか』

          高山さんの本を購入するのはこれが初めてでした。 この本のどこに惹かれたかというと、”すべてが飾らない、リアルな食卓(それも料理家さんの)”というところでした。 世の中の本当にたくさんのレシピに溺れそうになった時に開くとほっとする本です。 表紙からしてラップに包んだごはん、ですよ。 しかも表紙の下5mmが白いの。「あれ?カバー上にずれちゃってる?」って何回も直しそうになった。 きっちりしすぎないゆるさ、みたいなものがここに現れている気がする。 卵かけごはんに黄身を使

          自炊おすすめ本②高山なおみ『自炊。何にしようか』

          鉄フライパンのすすめ

          1月に中目黒のSMLという器屋さんで、河原崎貴さんという職人さんがつくった鉄フライパンを購入しました。 これがすごく良くて。今年買ってよかったもの暫定1位です。(まだ3月も終わっていないですが…) はじめに小さい方を買って使い勝手がよかったので、大きいものも買い足しました。 私が思う鉄フライパンのいいところはこちら ・一生もの。錆び付いてしまったりしても修理して使える ・オーブンに入れて調理できる ・そのままテーブルに置いても映える ・使うとテンション上がる 一生も

          鉄フライパンのすすめ