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〔10〕『経営戦略を誤って事業が破綻するよりも悔しいと思いません?』雇った社員の凡ミスや暴走/ワガママのせいで会社が潰れるって...

現代のビジネス環境では、
社員をはじめ、
アルバイトやパートの
小さな凡ミスのせいで、
経営難に陥る可能性が
一段と高くなった時代…
 
現場の
「今まで大丈夫だったから…」
という油断が、
致命的なトラブルを
引き起こす原因になります。
 
1977年に起こった
ニューヨークの大停電事件は、
現場の社員の些細なミス重なったせいで
起こったとも言われています。
※被害総額は3億ドル
(当時のレートで約330億円)
に及ぶという大損害です。
 
「そんなに大きな損害が
うちの会社で起こるわけない!」

と思うかもしれませんが、
油断していると、
雇った人間に会社を潰されることだって
十分あり得ます。

お調子者のアルバイトが
ノリでSNSにアップした勤務中の動画ひとつで
経営者人生が終わった人が実際にいる訳です。

 
 他にも
・信頼していた部下が意図せず
重要な顧客データを漏洩してしまった。
 
・契約書のミスを見落として、
会社が乗っ取られかけた。
 
・水産・工業系の企業であれば、
機械の操作をひとつ間違えただけで、
大事故につながることだってあります。

学習塾等の児童が集まる職場での
性被害のニュースは後を絶ちません。

 
こうした問題は、
経営陣の意図しないところで発生するものですが、
「知らなかった…社員が勝手にやった」
という理屈は通用せず、
組織の信用を失墜させ、
大きな損失を被る
可能性があります。
 
当事者の社員が
保証できる金額の話ではないので、
実質、社長・COOレベルの役員が、
全ての責任を取る
流れになるでしょう。
 
ところが、
危機管理マネジメントは欠かせませんが、
起業するような気質をもった創業社長には、
防御的な思想が苦手という人が多い…

 
その結果、
防御はCOOが担うことになる!
という組織がほとんどだと思います。
 


セクション1:危機管理が疎かになっている組織には必ず予兆がある!

【リスクの認識の欠如】
代表的な例は、
現場の責任者がチェックを怠ったり、
ルールで決まっているルーティンワークを
面倒くさいという理由でサボった等…

 
不思議なことに、
やらない日に限って、
予期せぬ問題が発生する
ものです。
 
 
◇代表的なトラブル例→
・システムエラー:

ソフトウェアアップデートを怠り、
重要な取引中にシステムダウンが発生し、
顧客信頼を失う。

 
・その日に限って
品質管理を機械と新人だけに任せてしまった:

製品検査を省略した結果、
欠陥商品が市場に出回り、
大規模なリコールが必要となる。
 
 
『トラブルは予期せぬタイミングで発生します』
特に「今まで問題なかった」
という思い込みが原因で、
大問題に発展するケースが多いです。

繁忙期における過労や、
重要な決断が必要な時に限って
起こるトラブルもあります。
 
忙しい時期には、
普段なら見逃さないような
小さなミスが発生しやすく、
それが大きな問題に
発展することもあります。
 
 
↓実際にあった過去の事例↓
・スペースシャトル・チャレンジャーの爆発(1986年):
Oリングの劣化が原因で、
打ち上げ後に爆発。
 
事前の警告が無視されたことが
原因の一つとされています。

警告は出ていたのにも関わらずです…
 
 
・ソニーのバッテリーリコール(2006年):
不具合のあるバッテリーが出荷され、
合計で900万台以上を自主回収する羽目に…

細かい原因は多々あるでしょうが、
事前の品質管理が不十分だったせいで
起こってしまった問題です。


たった一つの小さなミスでも、
重なると大規模なトラブルを招き
体力がない会社だと一瞬で倒産します!

セクション2: 危機管理の基本原則

【危機管理の基本原則】
◇予防策と対応策の重要性
予防策と対応策の両方を計画することが、
危機管理の基本です。
 
当たり前ですが、
予防策は問題を未然に防ぐ手段であり、
対応策は問題が発生した際に、
全員が迅速な行動ができるように、
予めどのように誰が何をするべきか?を
事前に決めておくことです。
 
 
◇日常的なリスク評価と対策
リスク評価シートや
定期的なミーティングを活用して、
潜在的な問題を早期に発見し、
対策を講じる企業風土を作るのも
大事な業務の一環です!
 
 
【危機発生時の行動計画】
◇迅速な対応とコミュニケーション
危機的なトラブルが発生した際には、
迅速に対応し、
関係者との円滑なコミュニケーションを
図ることが最重要です。
 
発生した瞬間から、
適切な対応策を実行し、
必要な情報を関係者に伝えます。
 
と、頭ではみんなわかっているけど、
いざという時には出来ないものです!

 
特に役員ではない立場の権限のリーダーは、
トラブルが発生しても、
柔軟な対応が出来ないために、
動けなくなってしまう!
という人も多いという現実があります。

 
日本人は責任文化で生きてる人が多いので、
自分で責任を負いたくない社員の心理は
当然と言えば当然です。

まぁ
最終的には全て社長の責任なのですが…

 
だからこそ、
トラブルが発生した時に
きちんと処理して動くことの重要性を
末端の社員にまで伝え続ける必要がありますし、
闇雲に部下のミスを
吊し上げるような事をしてはいけません!

吊し上げ文化が定着すればするほど、
トラブルが起きても
隠蔽しようとする社員が現れ、
経営陣への報告が遅れ、
本当の大事故へと発展します。

 
 
【定期的な見直しと訓練】
 ◇訓練とシミュレーションの重要性
危機管理の訓練を定期的に行うことで、
実際の危機に備えることができます。
 
シミュレーションを通じて、
社員がどのように対応すべきかを学び、
実践力を養います。
 
ほとんどの社員が
訓練やシュミレーションを甘くみています。

「どうせ、そんなこと起こるわけないじゃん!」
思って真剣にやらない社員が多いと思いますが、
そこはリーダーの指揮/人望にかかっています。
 
他社の事例や過去の事例をしっかりと伝えて、
重要性を認識すれば人は動きます。
 
社員が自ら重要性を感じない作業は、
いくら上司が「ちゃんとやれ!」
と言ったところで、
上司の目が届かないところでは
サボるに決まっています。
 
それが人です。
 
ところが、
「さすがに、この作業は、
ちゃんとやらないとマズいよな!」
というように、
重要性を理解している作業は、
上司が見ていなくても、
きちんとやるのが人の心理です。

 
極端な例ですが、
どれほど怠け者で仕事が遅いノロマな奴でも、
事務所が火事になれば、
[逃げることの重要性を理解している]
ので、素早く動きだすものです。

セクション3: COOなら[問題を起こす人の特徴]を予め知っておこう!

【問題を起こす可能性が高い社員の特徴3選】
 
その1:
後出しで文句を言うだけで、
会社のルールを守らない社員→
 
こうした社員は、
決められたルールを守らず、
問題が発生した際に後から文句を言うだけで、
実際の改善には何も貢献しません。

 
ルールを守らないことで、
全体の業務フローに支障をきたし、
他の社員のモチベーションまでも
低下させるので、かなり厄介です。
 
 
その2:情報共有を避ける社員→
 
「自分は自由にしてくれた方が
パフォーマンスが上がる」

言い訳して情報を共有しない社員は、
チーム全体の連携を妨げます。

せめて自分の仕事は
きちんとやってくれていれば良いのですが、
報告を怠るくせに、
締め切りに間に合わなかったり、
自分の能力不足を言い出せずにギリギリになって
「出来ませんでした!」と言い出す始末…
 
日報をサボったり、
報告を怠ったり、
肝心な情報をチームに共有せず、
独自の判断で勝手に動く自意識過剰な人間は、
プロジェクトの進捗に遅れを生じさせるだけでなく、
重大なミスやトラブルを引き起こす
問題社員予備軍と断言します!!

 
日々、
進捗情報を報告してくれたら、
COOとしてフォローや
対応策を考えることができますが、
自信満々で自分の仕事を
ブラックボックスにしたがるくせに
能力が低い社員には手を焼きますよね…
 
そういう社員はトラブルを引き起こしたり、
プロジェクトを危機的な状況にする可能性が高い!と思って、
予め任せる仕事は厳選しておくことを強くオススメします!
 
 
その3:自己中心的な社員→

自分は仕事ができると勘違いし、
自己中心的に行動する社員は、
組織をアっという間に崩壊させます。
 
自分勝手な行動のせいで、
他の社員の負担が増えていることには、
一切、気づいていません…
 
もっと言うと、
自分が自己中とは思っていないのが、
本当の自己中な社員の特徴です。
 
自覚症状がない社員は、
もう末期なので、
伝票整理などチームではなく、
単独で処理できる作業だけさせておくのが
無難かもしれません。
 
 
【トラブルを拡大する管理職の特徴3選】
 
その1:会社のルールを無視して
自分のやり方に固執するベテラン管理職→
 
こうした管理職は、
会社の方針やルールを無視し、
自分のやり方に固執することで、
チーム内に混乱をもたらします。
 
ベテランの経験に頼りすぎるあまり、
新しい方法や改善策を
取り入れようとしないため、
組織の成長を妨げるので、
若手社員の成長を阻みます。
 
若手は
「このおっさんの言うことは時代遅れやなー」
と愛想をつかし、
尊敬することがないので、
上下のコミュニケーションが乱れ、
大事故に繋がります。
 
 
その2:若手管理職の傲慢さ→

 ベテラン管理職だけが
問題を引き起こすとは限りません。

若ければ優秀と一概には言えず、
若手は若手で問題があるケースも…
 
いわゆる「若気の至り」
よくお笑い芸人さんが言う
「若い頃は尖ってる」
というやつです。
 
チームの意見や報告を信用せず、
自分が正しいと思い込む若手管理職
は、
会社のやり方やルールではなく、
「自分のやり方を貫いて結果をだしたい!」
というエゴ/自我が強く
暴走する可能性があります。
 
当然、
周りからの人望も薄く、
独断で決定を下すことで、
チームの士気を低下させ、
重大なミスを引き起こす要因になります。
 
とは言え、
何事も経験させない限り、
企業の人材リソースは枯渇するので、
ある程度は任せる勇気!というのも
COOには必要なので、
難しいところですよね…
 
 
その3:頼りない無責任な管理職→

なんでも人のせいにして責任を
回避しようとする管理職は、
問題解決能力に欠け、
上からも下からも信頼されません。
 
責任を持って問題に対処する姿勢がないので、
組織全体が前に進まず、
無難な仕事を淡々とこなすチームになります。
 
結果として
「茹でガエルの法則」状態になり、
気づいた時には、
手遅れで生産性が著しく低下して、
市場から撤退を余儀なくされる事業が
出てくることもあり得ます。

コンクルージョン

昭和の時代であれば、
PCやスマホも一般的ではなく、
末端の社員ができる範疇が
必然的に限られていましたが…

現代のビジネス環境では、
小さなミス/軽はずみな行動一つで
経営破綻を引き起こす時代です!
 
危機管理と聞くと、
面白みのない仕事かもしれませんが、
危機管理マネジメントを徹底して、
厄介な仕事やトラブルを
未然に防ぐように心がけましょう。
 
「面倒だからわざわざ
現場に確認しにいかなくていいよ。
どうせ大丈夫だよ!」
と思わせない企業風土を創り上げてしまえば、
必然的に生産性も向上する組織へと
成長していきます!

そのためにも、
アナタがCOO以上の立場であれば、
[迷惑な社員]や[組織を腐らす管理職]
の対応については、
もっとシビアに考えた方
良いかもしれません…
 
野放しにしているせいで、
「真面目に頑張っている社員」や、
「未来ある優秀な社員」
が退職を検討しているかもしれません。

 
『働かない[時代遅れの口だけ達者なベテラン]
が居座っている状態を放置していると、
若手が会社に愛想を尽かすのは当たり前!
そんな組織は必ず衰退します…』

 ※ちなみにですが、
退職理由を尋ねたところで
本当のことを言う訳ない
ですからね!

優秀な人材ほど
波風立てずに去っていきますから…

会社が立ち上がるのはCEOの力ですが、
その後、会社が伸びるかどうかはCOO次第です!

みんなの為に人柱になってあげて下さい。
職場の平和のために〜犠牲になるのがCOO /ナンバー2の役目です笑
一緒に敏腕COOへの道を歩んでいきましょう!

COOをはじめ、
経営者、次世代のリーダー達が
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現役のCOO であり、

次世代COOの育成〜社員教育研修、

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