飲み始めたのは美味しいから
2014/04/19
最悪の酔いから5日経っても具合が悪く、まだ飲む気はしない。
5日前の十数年ぶりのワインの飲みすぎによる醜態。
人事不肖と家事ができなかったことを夫に何度も詫びる。
夫は、大丈夫だ、誰にでもあることだと言ってくれた。
本当に優しい。申し訳ないし、恥ずかしい。
「アルコール依存症」「プレアルコホリック」
この言葉をネットで検索するようになったのは約2年前。
その頃から、自分のワインの飲み方がグラス2杯目から歯止めがかからなくなってきたと感じていた。
久里浜式スクリーニングテストをすると、何回試しても「重篤問題飲酒群と疑われる」という結果になった。
「でも私はγ-gtp?もすごく低い。それに赤ワインはポリフェノールたくさん。女性にはとてもいい。動脈硬化防止にもなるし。フレンチパラドクスっていうのもある。」
と都合のいい情報しか見ないようにした。
ワインを飲み始めたのは30歳頃。出産後だ。今45歳だから15年間飲み続けたことになる。
こう書くと女性にありがちな、出産・育児のストレスから飲むようになったと思われがちだ。でもそうではない。
私はワインの味が好きだったのだ。特に赤ワインの味が。好きなものを飲みたいから飲んでいただけだ。
昼間は飲まない。
夕食のときに、ビールやワインに合う料理を作ってちょっと手をかけて、おしゃれなおつまみで夫と一緒に飲むのが何よりも楽しかった。
友人との外食のも、飲む友人となら美味しいワインと料理のお店をえらんだ。
30代の頃の仕事は毎日ではなかったがかなりの緊張を強いられる責任ある内容だった。
その仕事のあとの1杯(ホントは4~5杯)には本当に幸せを感じた。
その美味しい飲み物に、アルコールという中毒性のある厄介な物質が含まれていたために私も「重篤問題飲酒群」となってしまったようだ。
「どうして私が」
みんなこう思うのかな。