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100kmウォーキングに初めて参加してみた【後編】

前回の続き。
前回の記事はこちら↓

結果として100km歩けなかった原因をあげる。

まず、選んだ大会の調査不足。
名古屋付近からスタートできる大会から探し、日程的に参加できる今大会に安易に申し込みをした。
さすがにHPは確認した、そこで完走率70%程度という数字を見たのでまあまあ完走できるじゃんと認識。
しかし蓋を開けてみると、そもそもこの会社の大会に参加する人はベテランばかり、そのベテランばかりの人たちでも70%ということを分かっていなかった。
国公立進学率70%と書いてある予備校でこの予備校に入れば国公立大入学できるぞ、と思っていたらそもそもこの予備校に入るには試験があり、受かった人しか入れない、そんなような基本的数字のマジックに気づけなかった。

次にメンバーへの伝達不足。
私が安易に100kmウォーキングを提案し、忖度参加を決めた3名。
私が大会の難易度を舐めているので当然メンバーもそれほど危機感はない。
一番若手メンバーとはネットで持ち物を一緒に調べた。
前日ドラッグストアに買い物にも一緒に行った。
バンドエイドと足の摩擦の和らげるクリームを私は買った。
メンバーにも「クリーム買っておいた方がいいよ」と進めた。
彼はクリームを買わず、虫よけスプレーとエアサロンパスを買った。
普段は指示に従う若手がなぜか私を信じない。
そしてその若手は普段飲みに行かないのに、大会前日友人と飲みに行った。
若手は誰よりも早く足に水泡が出来て38km地点でリタイア。
馬鹿野郎。
なぜ私の助言を聞かないのだ若者よ、ひと回り以上年下のメンバーから舐められているのを痛感(笑)

そして最後に当日の私の心境。
スタートし元気な20km、行けるだけ行こう、2人で飛ばしまくった。
しかし残り2人は自分たちのペースだった。
20km地点から4人で一緒に歩く。
自然と私が先頭になりペースが上がってしまうので若手を先頭にし私が2番手から突き上げる。
若手がリタイアしてからは私が先頭になり、目視できる程度まで先に行き2人が追いかける隊形。
夜中の山道、当然明かりは無くヘッドライトの明かりのみ。
クマやイノシシ注意の看板が目立つ。
注意って何だよ、出会ったらどうすればいいんだよ。
注意もなにも終わりじゃん。

相対的に元気だった私、ここでこの2人を置いて私1人だったらゴールできるのか?と自分に問う。
その問いをさらに深掘り、1人でゴールしたいのか、という問いに変わる。
仮に1人でゴール出来たとする。
「しみずさん凄いですね」
この言葉をメンバーや大会出るよと言った人から言われるだけ。
それならば1人で出場すれば良い。
今回は皆で出ると決めた。

1人でゴールは無い。

そう決意した夜中、あとは3人でどこまでいけるかマネジメント。
一番後方のメンバーに寄り添いながら歩くのがいいのか、でももう1人のメンバーがフォローしながら歩いてくれている。
とすると、私は暗闇の中、先頭で道を照らしこのペースで進むぞとリーダーシップを発揮する、離れすぎず近すぎず、メンバーが最大限遠くまで早く行けるペースを探る。

まさしく経営。
私は自分で戦うなら個人事業主を選択している。
しかしチームでやると決めた。
「私」はではなく「我々」は。

100km達成できなかったからこそ学びがある。
最後に私のいきなりの企画に参加し、38kmおよび70km歩いてくれたメンバー、参加しなかったもののスタート見送りとゴール後の送迎を自主的にしてくれたメンバーに改めて感謝。

来年春、また私は言い出すだろう。
「100㎞ウォーキングリベンジだ!」

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