ブラスの響き:Circle5
「こんな曲が作りたい」というところから始まるオリジナル曲もけっこうあります。Circle5 (CNo29 )は、そんな曲のひとつです。
吹奏楽の思い出
私は中学高校と吹奏楽部に属していて、クラリネットを吹いていました。高校卒業後は演奏活動をしていないので、リアルな吹奏楽の記憶というと、この中学高校時代のものです。
長い人生からみたらとても短い期間ではありましたが、普段1人でピアノを弾く私にとって、みんなで演奏する楽しみを教えてくれた時間でした。
今でも、歩いていて見知らぬ学校から練習の音や練習前の音出しが聞こえてくると、自分が部活に励んでいた頃の光景が鮮やかに目に浮かびます。これも音楽のすごいところですね。
その頃演奏した曲に、エル・クンバンチェロがあります。スピードの速い展開が楽しく盛り上がる曲で、学校吹奏楽の定番曲のひとつですね。
この曲のイメージで作ってみたい、と思って作り始めたのが、2018年7月21日生まれのCircle5 (CNo29 )です。とてもエル・クンバンチェロのものすごさには敵いませんが、自分ではとても楽しく作れた曲です。
タイトルの由来:Circle5とCycleV
この曲は、ほぼ出来上がってからタイトルがつきました。何度も聞いてみて、頭に浮かんだのが「Circle5」です。その意味は…自分でもわかりません😵。とにかくこのことばが頭に浮かんだのです。
どこかで聞いたような🤔…とは思いましたが、どこで聞いたのか、なぜこの曲で思い出したのかはわかりません。
しいていえば、これは後から気づいたのですが、ジョルジオ・モロダー作曲のBlood From A Stoneを演奏していたのがCycle Vというグループだったことくらいです。
この曲は、映画「メトロポリス」で使われたものです。実は映画自体は最近初めてYouTubeで見たのですが、サウンドトラックに収められている曲がどれも好きで、この曲もよく聞いていました。でもCircle 5には似てないんですけどね。むしろBlood From A Stoneに影響を受けたと思われるのは、以前紹介したTropismです。
映画メトロポリスは1927年公開のサイレントSF映画で、私が聞いていたのは、これにジョルジオ・モロダーが音楽をつけて編集した1984年版のサウンドトラックでした。
当時からみた100年後(2026年、もう4年後です!)を描いていて、この未来都市メトロポリスは地上に住む上流階級と地下に住む労働階級に二極化していて、そこに住む身分違いの男女が恋に落ち…というストーリーです。彼女のアンドロイドを作る、など現代に通じるところもあったりして興味深い映画でした。
Circle5とモロッコヨーグル
Circle5という感じの見出し画像を何にしようか考えていたところ、モロッコヨーグルを環状に並べて撮った写真がイメージに合ったので、これを使用しました。
私はこの駄菓子が昔から大好きです。近所のお寺にある駄菓子屋で売っているので、最近は10個くらいまとめて買います。5個以上ですが、Circle5とは、みんなで輪になって演奏する楽しい思い出を表した言葉だったのかもしれません。