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週2正社員と障がい者の法定雇用率:連携と協力の重要性

2024年4月から法定雇用率が変わります。

単なる数値ではない、障がい者が自分の力を発揮できる場所、楽しく働く場所を企業が提供できるかというところです。

障がい者が週2正社員として働くメリット

私が感じている障がい者が週2正社員として働くメリットは多岐にわたります。まず、障がい者にとってフルタイムの週5日勤務は、体力や精神面での負担が大きいことがあるため、週2日から慣らしていく働き方が必要とされるケースがあります。

さらに、障がい者が普通の会社に「障害者枠」として一人だけ配置されると、周囲の人々とのコミュニケーションが難しくなることがあります。特に精神的な障がいを持つ方々にとっては、このような状況は心身への影響が大きく、疎外感を感じやすくなります。

この問題を解決するための一つの方法として、法定雇用の一人の枠を週2正社員の二人に割り当てることが考えられます。このアプローチにより、法定雇用率を守りつつ、同一日に2名の障がい者が働くことが可能になります。これによって、障がい者同士のコミュニティが形成され、職場への出社がしやすくなるとともに、職場全体のコミュニケーションも円滑になるでしょう。

このような働き方の提案は、障がい者の働く場所をより広げ、障がい者自身が自分の能力を最大限に発揮できる環境を提供する重要なステップとなります。

障がい者を取り巻く環境

企業経営者側の視点

週2正社員として障がい者を雇用することは、企業にとっても新しい価値を生み出すチャンスです。法定雇用率を守りつつ、障がい者にとって働きやすい環境を提供することで、企業の社会的責任も果たせます。また、障がい者同士のコミュニティを形成することで、職場の多様性と共感を高めることができるでしょう。

社労士側の視点

障がい者の法定雇用率を達成するために、週2正社員の制度は労務管理の新しい選択肢となります。障がい者が働くメリットを最大限に引き出すために、適切なサポートと労働環境の整備が求められます。社労士として、企業と障がい者の橋渡し役となり、双方にとって最良の解決策を提供することが重要です。

キャリコン側の視点

キャリアコンサルタントとして、障がい者のキャリア開発をサポートする際、週2正社員の制度は有効な手段となります。障がい者にとって、フルタイムの仕事は体力的・精神的に負担が大きい場合があります。週2正社員としての働き方を提案することで、障がい者の能力を最大限に活かし、長期的なキャリア形成をサポートできるでしょう。

障害者支援側の視点

障がい者の支援者として、週2正社員の制度は、障がい者が社会とつながり、自己実現を果たす手段となります。障がい者同士のコミュニティを形成することで、職場での孤立を防ぎ、安心して働ける環境を提供することができます。障がい者の個々のニーズに応じたサポートが必要です。

障がい者側の視点

週2正社員として働くことは、障がい者にとって、自分のペースで働き、自己成長を促進する機会です。フルタイムの勤務が困難な場合でも、週2の勤務で自分の能力を発揮し、同僚とのコミュニケーションを楽しむことができます。企業が提供するこの新しい働き方は、障がい者にとって、自信と希望を与える重要なステップとなるでしょう。

実際の取り巻く関係者たち

法定雇用率ばかりを気にする企業
障がい者のことがまだまだ経験のない社労士
障がい者の実績がまだないキャリアコンサル
法定雇用率や労務などを考慮しキャリア開発組織開発まで総合的に考える余裕がない障害者支援者

 この現実が、障がい者の働く場所を限定し、多くの障がい者が働くチャンスを失っているのです。

週2正社員として障がい者が働くことは、障がい者にとって、自分のペースで働き、自己成長を促進する機会です。フルタイムの勤務が困難な場合でも、週2の勤務で自分の能力を発揮し、同僚とのコミュニケーションを楽しむことができます。

私の立ち位置

そして私はいい位置にいるんだなと思います。私は上のどれにも属さない。50人を超える社員数がある会社でもないし、キャリコンでも、社労士でも、支援者でもない。でも、それぞれの立場の人が近くにいるのです。そして、それをつなげることはできるし、話を聞くこともできる。
とっても幸せな位置にいます。

私は、週2正社員が、「働く皆さん(労使ともに)にとって幸せな働き方」だと思って、啓発活動を続けています。その上で、沢山の意見をいただき、情報交換をしています。

社労士・キャリコン・企業事業者、支援団体、さらに不登校を含めた今から働き始める子どもたちに関わる人達。そこをつなげる役目も重要なんだなと思っています。

皆さん、協力をお願いします。この問題を解決するためには、それぞれの立場での協力と理解が不可欠です。共に、障がい者の働く場所を広げ、より良い社会を築いていきましょう。

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週2正社員 公式サイト 

書籍「週2正社員のススメ」


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