知らぬが仏
「人生は決して後戻りできません。進めるのは前だけです。人生は一方通行なのですよ。」
アガサ・クリスティはそう言う。一方通行なら迷うことなんてあり得ないじゃないか。そうか、迷うフリを人はしているのか。
なかなか2台洗車するのはきつい。自分の車は小さいからそうでもないのだが、SUVはさすがに時間かかるし車高が高いから屋根洗うの大変だし。大は小を兼ねるなんて言うけど、別に大きいからなんでもいいってことはないだろう。スポーツカーはやっぱりいい。全てが手の中にあるような感覚がやっぱりいいよ。人馬一体。いいコンセプトだ。時代に逆行した強気な姿勢がこの上なく好きである。いつか復活する大和魂を待つことにしよう。復活の時に向けてこちらも準備しておかなければならない。乗るに値するニンゲンになっておく必要があるから。着せられたものは死ぬほどダサいから。とりあえず、ゲームチェンジャーになっていればよしとしようか。
リフォームってなんかワクワクする。言い表すなら成人式のあの高揚感か。1つの時代が終わると同時に未知へと誘われる。全てが終わらないと正解だったかどうかわからないとか。まさにそうだろう。まぁ、やり直しがきくってのもね。
にしても、金がかかるなぁ。やっぱりバブル全盛期を生きてきたニンゲンとは感覚が違うみたいだ。アレから数十年。劣化していくこの国をどう見てきたのだろうか。と、いうか主人公だった人たちは抗うことをしなかったのだろうか。そもそも気づかなかったって言う可能性は捨て切れないが。失ってから気づくことって多いもんな。いや、まだ気づけていないのか。気づかないフリをしているのか。知らぬが仏とも言うからなぁ。
有給ってのはいつ使うべきなのか。使うしかないタイミングで使ってきたから未だに使い方がわからない。別に休みたいとも思わないんだよなぁ。公私混同だし、趣味と仕事が一緒になってきたし、遊びと真剣が一緒になってきたし。ってか、転職とか起業とか流行りなんだろうけど、30とかさ40とかから始めないで、最初っからやればいいのにって思う。好きなことやれば途中で辞めたいなんて思わないはずなんだけどなぁ。社会人のスタートラインで妥協するからそうなるんじゃないかな。
今日スタバで人が撃たれた。なんかアメリカみたいになったねって母が呟く。アメリカみたいって何なのか。銃っていう一点だけしか共通してないし。アメリカっていうよりどちらかというと紛争地帯の方があってるだろう。この秩序の崩壊しかけた国。もう、行くとこまで行ってゼロベースからまた始めればいいのではないか。腐って粉々になればいいなって思った。