通りから子供たちの声がして、「あ、夏休みか」と。
セミの鳴き声も、いい感じ(網戸で鳴かれると、ちょい、やかましいw)
「夏休みの音」といえば、花火や波の音でしょうか。
私は、夏休みの美術室の音。
スマホがあったら、撮っておきたかったなぁ。
夏休みの部活。美術部員は少なくて、みんな自分の世界に入っていて、
ほとんど話すこともないから、聞こえてくる様々な音。
校庭から笛の音。
ボールを蹴る音。土を蹴って走る音。
スプリンクラーの音、笑い声。
ブラバンの青空に向かって放たれる音。
演劇部の発声練習の声。
丘の上にあって、車の音・町の音が入ってこないから、
まるっと、中学生ワールドな、音の氾濫。
カオスだけど、何だか居心地・耳心地が良かった。
音楽室から、ピアノが聴こえてくる時間帯も好きだった。
大人になって、高級レストラン(接待)で
ピアノの生演奏を聴きながら
お洒落な食事をするような経験もさせてもらえたけれど。
絵具の匂いがする美術室で、
音楽室から聞こえてくる、即興ピアノを聴きながら
通学路にあるパン屋さんで朝買ってきた、コッペパンの方が
美味しかったような気がしてしまう(笑)
夏休みの美樹室で聞いていた
カオスな音が、自分にとって豊かな記憶になっていて、
何だか愛おしく思い出せるのは、幸せなことですね。
YouTubeのピアノ動画を聴きながら、仕事していて、
ふと、そんなことを思い出しました。
世の中、騒がしいですが、今年の子供たちにとっても
良い思い出がたくさん作られる夏休みでありますように。
家族の世話でプチ・カオスだった頃は、
静かな場所で一人の時間が欲しくてたまらなかったけれど。
今となっては、あの「音たち」も懐かしい。
(ぶっちゃけ、今の静けさの方が好きですが)
「カオス」って、渦中にいると、しんどいけど、
遠く離れてしまえば、愛おしく思い出せることもあるんだなぁと。
歳を重ねて、気づきました。
(カオスにも色々あって、全部が全部じゃないけどね)
そしてふと気づく、、
私たち、困ったときに神頼みしますけど。。
人間的には、しんどいカオスでも、
天上の神様(?)からしたら、
わちゃわちゃしている私は
「お、地球で楽しそうに励んでおるな」
って、見えてるのやも・・・?