【カンボジア】世界の歴史から僕らは絶対に目を背けてはいけない

僕がカンボジアを訪れた本当の理由、
それは「歴史」を学ぶためです。🙋‍♂️

あなたは日本以外の国の歴史を
どれだけ知っているでしょうか？

たぶん、ほとんど分からないと思います。

僕もそうです。😂

でも、第二次世界大戦のような歴史は、
日本だけが経験してきたわけではありません。

かつて広島と長崎に原爆が投下されましたが、
同じような悲劇は全世界で今も起きています。

僕は、この機会を逃すまいと
世界一周の船旅を通じて、
世界の歴史と向き合ってみることにしました。

そこに待ちうけていたのは『衝撃』です。

カンボジアはかつて「東洋のパリ」と
呼ばれるほど、美しい国でした。

今でこそ著しい経済成長を遂げていますが、
僕が見たカンボジアは、
お世辞にも「パリ」とは言えませんでした。

パリ行ったことないんですけどね。🤣

僕が行ったカンボジアは、
薄汚れた道路に、道の脇から💩の匂いがしました。

たまに新宿や渋谷の裏路地からも
同じ匂いがしますが、
それとはまた違った雰囲気です。笑

なぜそうなってしまったのでしょうか？🤔

ここからは表現がキツくなるので、
想像力豊かな方は読むのを控えてください。🙇‍♂️

ただ、僕は絶対に目を背けてはいけない事実だと
思ったので、あえてそのまま書きます。

全ては約40年前の「内戦」にあります。

カンボジアは隣で起きたベトナム戦争を
きっかけに内戦に陥りました。

この内戦ですが、わずか3年8ヶ月もの短い間に、
当時の総人口の約1/4にあたる200万人もの
ひとの命が奪われる大虐殺でした。

比較するものでもないのですが、
広島長崎の原爆投下での死者数で10万人弱。
東日本大地震で1万5千人ほどになります。

ここからも相当の人の命が
奪われたことが分かります。

引き金は「ポルポト」という男が、
当時の国の支配してしまったことにあります。

彼が掲げたのは「原始共産主義社会」

簡単に言うと、
「全員が、農民になって原始時代に戻ろう」
というものです。

そこで、反対勢力になりうる知識人は
容赦なく全て、虐殺の対象となりました。

医者や先生はもちろんのこと、
メガネをかけているだけでも該当しました。
疑わしきは全て罰せの精神です。

また、その家族や知り合いも
裏切りの可能性があるので、全て処刑です。

これにより、みんな殺されないように
政権側について死を免れようとします。

しかし、知識人の家族や知り合いに該当するものは
たとえ自分を支持する軍のものであっても処刑でした。

処刑の方法はシンプルで
後ろから斧で後頭部を殴られます。

知り合いや家族、重要な情報を
吐かせるための拷問も様々です。

ビニール袋を被せ、意識がなくなったところを
水をかけて目を覚ます。これを繰り返すもの。

生きたまま内臓をえぐりとらえるもの。

かかとに穴を開けられ、
木に逆さ吊りにさせられ、殴り続けられるもの。

壁にはりつけにされ、
寝ることも座ることもできないもの。

もし政権側につけたとしても、
殺される側から殺す側に回るだけです。

生き地獄とはまさにこのこと。

これによって知識人を中心に大量の死者を出した、カンボジアの経済は大きな痛手を負いました。

これにより発展が遅れ、今やっとの思いで、
たくましく経済成長を遂げています。

この目を覆いたくなるような事実を、
目の当たりにして僕は、
ただ息をのむことしかできませんでした。

ただ、この事実を知った前と後では、
カンボジアという国の見え方が全く違います。

まるでそこは別の国です。

一生に何度とない、世界一周という機会を
ただの観光で終わらせてしまうのはもったいない。

「歴史を学ぶこと」と「現地に足を運ぶこと」
これを同時にこなせる機会というのは、
今を逃したら、もうニ度と来ないという思い。

幸いにも1番最初の国で、
この船旅での1番の目的を教えてもらいました。

もちろんこういった世界の歴史は
知らずに生きていくことも可能です。

でも、本当にそれで良いのか？
と疑問に思ってしまう自分がいます。

できることはなくても、それを他人ごとで
終わらせたくないという思いがありました。

実際にこのときの経験は、
3年ちかくたった今でもこうして、
自分の中に生き続けています😌

世界史も日本史も赤点だらけだった僕が、
初めて歴史を学ぶことに興味を持てた瞬間です。

『世界を知らずに生きるというのは、
本を最初の1ページしか読まないのと同じこと』

と誰かが言っていました。

この言葉の意味は世界を見れば分かります。

無理に行けとは言いません。
でも、いつか行きたいと思うのであれば、
思い切って日本から飛び出してほしいです。

『世界の歴史から僕らは絶対に目を背けてはいけない』

僕の記事がそれを知るきっかけになれば嬉しいです！

次のカンボジアの記事では、
内戦の跡を現地での体験を踏まえて書きます。🙋‍♂️

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