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【銭湯経営】答えのない答え探しほど難しいことはない

ひと月ほど前にチーム内で意見が対立した。

人生はうまくいかないことの方が多い。
それは「銭湯経営」もまた一緒だった。

「銭湯経営」をはじめようと
動き出したはいいが、僕らにはお金がなかった。

新しい施策をしようにも何をしようにも
どうしてもお金との縁は切っても切れない。

そこで僕らが考えたのは、
「クラウドファンディング」である。

【クラウドファンディング】とは?

群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語であり、インターネットサイトで発表した企画に対して、不特定多数の人々や組織に財源の提供や協力などを呼びかけ、資金調達を行う方法。クラファンとも言う。


そして、後にこのクラファンを引き金に
僕ら4人の意見は綺麗に2つに割れた。

『今すぐにでもクラファンに取り掛かり、
一刻も早くプロジェクトを先に進めようの2人』

『今は出来ることから始めて、クラファンはその後の様子をみてから時期を判断しようという2人』


まず『今すぐ派』の意見の言い分はこうだ。🙋‍♂️

「なるべく早くPDCAサイクル(計画、実行、評価、改善)を回して、問題を浮き彫りにし、より早く成功を掴み取りたい。失敗してみないことには何が問題か見えてこない。そもそも失敗するかもわからないからとりあえず取りかかることが重要だ!」


一方で『出来ることから派』の意見はこうだ。🙋‍♀️

「物事には順番がある。何でもかんでも闇雲に始めてみることが正解とは限らない。いや、今のまま先に進めば確実に失敗する。今、優先すべきことは銭湯の業務を覚えること。土台ができてないのに、タスクばかり増やすのはリスキーだ!」


ひとつ言っておくが、
ちなみに僕は『出来ることから派』だった。
なので、この文章がどうしても自分よりの意見になってしまうことはあらかじめご理解いただきたい。


これは本当に僕の頭を抱えさせた…😣😖🤯

『今すぐ派』の2人は常に何かをしていたい、
前進を感じていないと落ち着かないタイプだった。

僕は、最初そんな2人と同じ『今すぐ派』だった。

PDCAを回すことこそが成功への近道ということを疑わず、なんでも挑戦してこそだと思っていた。
でも『出来ることから派』の意見に耳を傾けたときに間違っているかもしれないと思ったのだ。🤔

僕が何を聞いたうえで考えを変えたのか。
理由をひとつひとつ確認していこう。

まず、

『失敗の価値が大切』ということ。

失敗もただ失敗すれば良いわけではない。失敗をなるべく避けるために出来る準備がある。問題が目の前に浮き彫りになっているのに、失敗するか分からないという意見だけで、その問題に蓋をして先に進めば失敗から得られる価値が下がる。

これがもしも蓋をしたまま成功してしまったら、それは必要のないことになってしまう。それではいつかガタがきて崩壊してしまう恐れがある。


2つ目が、

『責任が伴う』ということ。

プロジェクトを進めようとすれば支援者の方や運営など他者が介入してしまうので、そこには少なからず責任が生まれ僕らだけで処理できなくなってしまう。そして今その責任を負うのは僕らではなく、オーナーさんだということ。


最後が、

『クラファンは信用が大切』ということ。

クラウドファンディングは他者の信用や期待をお金として還元してもらうシステムになっている。もしも、不十分な状態でプロジェクトに踏み切り、失敗してしまっては今後の信用を失い、もう一度クラファンをしようにも、前の支援者や他者は僕たちがまた失敗するのではないかと危惧し、支援してくれなくなる可能性が高い。


一方で、『今すぐ派』は今、やる気があるうちにやらないと今後はもうタイミングを失ってしまうかもしれない。いつやるか決めないとなぁなぁになってなくなってしまうのではないか。完璧主義になりすぎているのではないか。という点を最後まで気にかけていた。

ここでは全て説明しきれないが、
他にも個人的な葛藤があったり、プロジェクトに取りかかるうえでの順番の問題だったり、いろんなことを加味したうえでそれぞれがそれぞれの意見を持っていた。


「今、この現状をどうにかしなくては!」と考え、この現状を打破するために、目の前のことに全力を出して打開していこうというタイプ。

「とりあえず、今未来に向かって必要なことを!」と考え、今のことはおいといて、未来に向けて今は種を撒いておこうというタイプ。

どちらが正しくてどちらが間違いというのは、
状況によりけりで答えは変わるので、
正解なんてたぶん存在しないのだと思う。

『答えのない答え探しほど大変なことはない』

その時の僕は自分の意見は通しつつも
心の中で何が正解か答えが分からなくなっていた。

結果的に、今は焦る時期ではないので、
『出来ることから派』による意見で一致。
この一件はとりあえず一旦落ち着いた。

でも、それによって
『今すぐ派』の2人の士気が下がり
全ての業務に支障をきたすのでは元も子もない。

チームである以上、
意見は1つに絞らなければならない。

ただそのひとつに絞った意見が、
当人の「良さ」「強み」を消してしまうのであれば、もう一度考え直す必要もあるのかなと思う。

こればっかりはどうしても手探りになってしまう。


僕らは若いがゆえに怖いもの知らずで
どんなことにも果敢に挑戦していける一方で、

「意見の食い違いに対しての解決法」
「ロジカルに物事を捉えて進めていくこと」
関しては、まだまだ成長段階だと感じる。


あなたがここに参加していたなら
『今すぐ派』『出来ることから派』
どちらを選びますか?

ぜひコメントでアドバイスがあれば
教えていただけると嬉しいです!🙇‍♂️




最後まで読んでいただきありがとうございます😊
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