証券会社のネット広告に載っている『つみたてNISAおすすめ銘柄』は危険?!押し売りの可能性あり!【本当のおすすめは〇〇】
こんにちは。やっぱり『つみたてNISA』が最強の投資方法だと考える『ここ屋』です。
投資初心者が、まず1番はじめにやるべき投資は『つみたてNISA』であることは、投資上級者であってもおすすめする投資法だと思います。
しかし、せっかくお得な『少額非課税制度』であっても、投資する商品を間違えてしまうと取り返しのつかないものになってしまいます。
今回は、あなたの人生を左右すると言っても過言ではない『つみたてNISAの本当におすすめな銘柄』について解説していきたいと思います。
この記事で分かるようになること。
・つみたてNISAのおすすめ銘柄
・つみたてNISA購入時のポイント
・つみたてNISAのポートフォリオ
・おすすめのネット証券
2021年つみたてNISAおすすめ銘柄はこれ
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
日本を除く先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として為替ヘッジは行いません。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の株式に投資し、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として為替ヘッジは行いません。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として、為替ヘッジは行いません。
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
日本を含む先進国ならびに新興国の株式等に投資し、各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果をめざして運用を行います。原則として、為替ヘッジは行いません。
SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
「バンガード・S&P500ETF」を通して、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
日本株はないの?と不思議に思われた方も多いかも知れませんが、その理由も含めて解説していきます。
つみたてNISAの銘柄選定のポイント
そもそも『つみたてNISA』とは、少額非課税制度であり、『長期』『分散』『積立』を推奨するものです。
これらを組み合わせることでリスクを減らし、長期間で着実に資産を増やすことを目的としています。
そこで生まれる投資方法こそが『インデックス投資』です。
つみたてNISAの銘柄購入の際には、『長期』『分散』『積立』ができるようなインデックス投資にふさわしい銘柄選定がポイントとなります。
では、『長期』『分散』『積立』のそれぞれの役割(目的)とはどのようなものでしょうか?
長期投資をする目的は?
長期投資の利点は、何と言っても『複利の力』を利用することが一番ですね。
元本に年利を再投資し、さらに元本が大きくなることによって、資産が雪だるま式に大きくなることを示します。
分散投資をする目的は?
分散とひとことで言っても、いろいろな分散があります。
地域・通貨・カテゴリー・投資対象・投資時期などがあげられます。
地域でいえば
世界・米国・日本・先進国・新興国など
通貨でいえば
日本円・米ドル・ユーロ・豪ドル・中国人民元など
投資対象でいえば
株・債券・不動産・コモディティ(金)など
カテゴリーでいえば
金融・資源・消費財・通信・生活必需品・ヘルスケアなど
これらを分散することにより、資産の暴落を最小限に抑えることができます。
以下のように例えられることも多いですね。
ひとつのカゴに、卵のすべてを入れてしまうと、落とした時にすべて割れてしまう。
卵を別々のカゴを分けて入れることで、有事の際の被害を最小限に抑えることができる。
積立投資をする目的は?
これは、先ほどの分散の中にもあった『時間の分散』にあたるものです。
定額積立をすることにより『ドルコスト平均法』を有効利用します。
ドルコスト平均法とは?
「定額」で購入する手法。。毎月など定期的に決まった額を購入するという設定をすれば、相場が高いときには少なく、相場が低いとたくさん購入するということが自動的に行われます。
『定量購入』するより『定額購入』した方が、1株当たりの単価を抑えられる手法です。
つみたてNISAにはどんな銘柄がおすすめなの?
では実際に、どのような銘柄選定をすることが最適なのかを考える前に、上記3つの『長期』『分散』『積立』に共通する必要条件があります。
それは『右肩上がりに成長する銘柄』であることです。
当たり前のように聞こえるかも知れませんが、これを選択せずに投資界から離脱していく先人たちが後を絶たないことも事実です。
目先の利益に目がくらみ、直近の利益を求めるがゆえに失敗していくのです。
みなさんはこのようなことが起きないように、しっかりと『右肩上がり』の銘柄を選定しましょう。
右肩上がりチャート銘柄
↑これは直近10年の全世界株チャートです。
次に、直近10年のS&P500チャートです。
2021年現在までの、日経平均株価の推移は確かに好調です。
しかし、なぜおすすめ銘柄に日本株が入っていなかったのか。
それは、日本の人口が減少傾向にあることがあげられます。
これから先の20年以上に渡って、右肩上がりの経済成長が期待できない限りは、つみたてNISAの銘柄に組み込むことはおすすめしません。
日本株がおすすめではない理由の記事を載せておきます。
ポートフォリオに債券はいらないの?
債券をポートフォリオに入れるべきだと聞いたことがありますよね?
債券は、株式市場が不安定な時に、ポートフォリオを安定させてくれる大切なクッション材です。
しかし、今回はつみたてNISAのおすすめ銘柄に絞って紹介をしています。
金融商品の値上がりに対して、お得な非課税制度を利用しようとする際に、ディフェンシブな債券は必要でしょうか?
資産を増やしたいと思っている人は『全力株』でいいかと思います。
どうしても債権をポートフォリオに組み込みたいであれば、NISA枠ではない『特定口座』で運用することをおすすめします。
参考に米国の代表的な債券ETFの『AGG』の10年チャートを載せておきます。
右肩上がりとは言い難いチャートですね。
つみたてNISA銘柄選定で他にポイントはある?
大きなポイントは2つあります。
ひとつめは『経費が安いこと』です。
最近は『ノーロード』など、買付手数料が無料な商品も増えてはいますが、投資信託を保有すると、必ず『信託報酬』という経費がかかってきます。
これは、投資信託を保有している期間にかかる管理費用で、運用資産から自動的に差し引かれます。
先に紹介した優良なインデックスファンドであれば、年間経費はわずか0.1%程度ですが、金融機関がおすすめしてくるような『詐欺アクティブファンド』のような商品では、2%を超えるようなものもありますが、そのようなものを購入してはいけません。
もうひとつのポイントは『ネット証券で購入する』ことです。
おすすめのネット証券は?
つみたてNISAを含め、投資信託などの商品を購入する際に、
間違っても実店舗のある証券会社や銀行には行ってはいけません!
手数料の高い商品を売りつけられることがオチです。
特に、経験の少ない投資初心者は『ネギを背負ったカモ』にしか見えていません。
自分の人生を左右する、大切な商品なので、自分の考えで購入する『ネット証券』で充分です。
おすすめなネット証券は以下のようなところです
・SBI証券
・楽天証券
・松井証券
・マネックス証券
・AUカブコム証券
証券会社のネット広告のおすすめは信じていいの?
これは一概に、『いい』とも『ダメ』とも言えません。
しかし、基本的にはこれまでに説明してきたような『右肩上がり』『安い経費』などの商品であれば問題ありません。
現状、そこそこ信託報酬の高い投資信託を紹介しているサイトもありますので注意が必要ですね。
つみたてNISAおすすめ銘柄まとめ
・ネット証券で
・経費率の低い
・右肩上がり銘柄
・具体的には【全世界株式】【米国株式】【新興国株式】など
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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お金の知識は書籍から得ましょう。
ではまた、別の記事で。