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ココロのなかのお父さんは笑ってますか?

昨日は父の日。1日遅れになりますが、「お父さん」に関するちょっとしたこころのお遊びを紹介しましょう。

目を閉じて、5歳の自分に戻ったと想像してみよう。そこに自分のお父さんをイメージしてみよう。
なんとなくでいいです。座って落ち着いて過ごせるところのほうがやりやすいかな。

お父さんはどんな姿、どんな表情だろうか?あなたとの距離は?どのへんにいる?そんなお父さんをみながら、あなたはどんな感情や感覚を感じていますか?

具体的に思い出す記憶でも、なんとなくのお父さん像でも全く構いません。「笑顔で手を繋いでもらっている」という人もいれば、「向こうの方で気難しい顔をして、私のことは目に入っていない感じ」「怒鳴り散らしてる」といった人もいるでしょうね。

では次。

今度は「今のお父さん」をイメージしてみましょう
5歳のお父さん像をイメージした時と、自分の感じ方にどんな違いがあるでしょう。共通しているところはありますか?(体の感覚をゆっくりさぐってみよう)
(お父さんがもうこの世にいない人は、自分の思い出せる存命中の最後のお父さんの姿でいいです)。

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さて「5歳児時点のお父さん像」「今のお父さん像」との反応の違いは、当時と今とのお父さんの「見え方」の違いです。
この2つの身体の似ている感じがある方は、「5歳児時点のお父さん像」と「今のお父さん像」の「見え方」が似ているということです。言い換えれば「今のお父さん」に「5歳児時点のお父さん像」をどれだけ重ね合わせてみているか、ということです。

私の場合、5歳の時の父は「私の真正面に立ち、腕組みをして私をキッと睨んでいる」というイメージでした。なかなか威圧的。想像しただけだったのに、蛇に睨まれたカエルのようなビクビク感がでてきました。
父と遊んでもらったことも、楽しかったこともあるのに、そっちは浮かんでこなかったのです(「父よ、ゴメン!」とこの場で謝る:笑)。


そして「今のお父さん」をイメージしたとき心臓がキュッとする感じがほーんのかすかにありました。その緊張感は明らかに「5歳児時点のお父さん」を目の前にした時の感覚と一緒でした。

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このワークを初めてした時、自分の心のなかに「威圧的な父」がまだいたことや「今のお父さん」にも緊張感を感じていたことに気づいてビックリしました。というのは、当時私は自分は十分大人で父を「威圧的で怖い」と全く思っていなかったのです(笑)。ただ、自覚がないだけでした。

けれど、このワークのおかげで、私は父と接している時に、無自覚にこころのなかにある子供の時の「威圧的な父」を重ねてずっと見ていており、目の前にいる「いまの父」を見ていなかったことに気がつきました。
そして、私は年齢も身体も「おとな」であっても、父と接するときは5歳児の目線の部分が残っていたことにも。

そのことに気がついたら、なんだか急に自分のなかの5歳児がとっても愛おしく思えました。なんて健気でがんばってたんだろう。心の中でぎゅーっとハグしました。

あなたはどうでしたか?


「5歳児時点のお父さん像」が笑顔で自分の方を向いてくれていたら、幸せな感じですね。が、そうでなかったあなたのために、こちらの小さなエクササイズをおいて、今日は終わりにしますね。

●こころのなかの5歳児の自分は、あなたの体のどのへんにいる感じがしますか?(なんとなくでいいです)

●その部分に向かって、なんとなくでいいので「ここにいるよ」と暖かい気持ちで心の中で声をかけてあげてください。イメージが上手な人は、心の中でその子をハグしたりナデナデしてあげてもいいです。

●十分やった感じがしたら深呼吸をして終わりにしましょう。

これから、「お父さん像」と「自分」が、人生にどのような影響を与えるのか、どんなことができるか、など書いていこうと思います。

今日も読んでくださってありがとうございます。
自分にやさしくお過ごしください。

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P.S. ワークのやりかたまとめ

ワークの仕方ももう一度ここに簡単にまとめておきますね。

1. 5歳の自分に戻って、当時のお父さんをイメージする。どんな感情、身体の感覚が湧いてくる?よく感じてみよう。

2. 今のお父さんをイメージしよう。同じようにどんな感情、身体の感覚が湧いてくる?よく感じてみよう。

3. 5歳の時のお父さん像と、今のお父さん像とそれぞれ想像したときに違いはあったか?どんなところが似ていた?

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じゅんこ (心理セラピスト)
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