意外と気づかない、親を愛せていないことに。

前回書いた、「親を愛せないあなたへ」。

 
でも、「親とうまくいかないんです」という
テーマでセッションにお見えになることは、
あまりありません。(あくまでも私の経験ですが)

むしろ、

結婚できない、夫婦関係がうまくいかない
子育てが苦しい、介護がつらい
強迫性障害、パニック障害、依存症...
 
といったテーマの後ろにひっそりと存在していることが
多いのです。

「親とうまくいかないんです」が
テーマになりにくいのは、

友達と遊ぶ、仕事に打ち込む、家をでる、結婚する などなど
親と接触する機会を減らして、
親とうまくいかなくても、幸せになろうと試みて
結構それがうまくいっちゃうこともあるからです。

離婚した、別居した、死別した、 など
当の親が自分の前に存在していなかったりすると
わだかまりが残っていたとしても
「もうどうしようもない」と
「ないこと」にしてしまっていることも多いかもしれません。

傷つき度合いが深い場合は、「わだかまり」を
自分を生かすエネルギーに変えていることもあります。
「親を見返したいと、がんばる」みたいな状態になっているときは
心の深いところでストレスになっていることにすら気づかないでしょう。

あなたとあなたの親御さんにおきたことを
変えることは不可能です。
けれど、
あなたの過去にまつわる捉え方を変えることはきっとできます。

といっても「親を許すこと」ことが目的ではありません。
ましてや、これまでのあなたの生き方を
否定するわけではありません。
あなたの中にある安らぎを取り戻すことが何よりの目的。

時間はかかるかもしれないけれど、
人生の中で、自分のために、そういう時間をつくることは
決して無駄ではありません。

今日も読んでくださってありがとうございます。
自分にやさしく お過ごしください。


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じゅんこ (心理セラピスト)
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