モラハラを受けている人に重要なステップ
モラハラを受けている人にとって非常に重要なステップは、「自分を責めないこと」です。
モラハラをする人は、言葉や態度を通じて相手に「自分が悪い」と思わせます。
そのため、される側は、問題の原因を自分の中に見出すようになります。その結果、自分が悪いのでは…と思ってしまうのです。
でも、これは加害者による巧妙な心理操作の一部です。
なぜ「自分を責めないこと」が重要なの?
モラハラは、相手を精神的に支配し、相手の自信や自己肯定感を搾り取っていきます。
自分を責め続けると、自己評価はどんどん低くなりますよね。これを続けるとやがて無力感を感じるようになり、モラハラの状況から抜け出す力を失ってしまいます。
もともと責任感が強い方だと、どれだけ理不尽な扱いを受けても「自分がもっと頑張ればいい」「自分が我慢すればいい」「自分のせいだ」と思い込んでしまうので、延々と被害を受け続けてしまうようになるのです。
具体的な対策
1. 自分の感情を感じて信じる
自分が感じている不快感や痛みを無視しないことが大切です。
モラハラは、相手を精神的に追い詰めながら「またそうやって逃げるんだね」「大げさだ」といった言葉で相手の感情を否定します。でもそんな相手の言葉に騙されないで。それをあなたがどう思ってどう感じているのか。自分の感覚に正直であることが第一歩です。
自分の今の感覚を素直に認識しましょう。
2. 自分の価値を再確認する
モラハラの影響で失われた自己肯定感を取り戻すためには、自分の価値を再認識することが大切です。そもそも、あなたは最初から価値のある存在です。その価値を再確認するには、
今まで自分が達成してきたこと、他人との関係で得たポジティブな出来事などを振り返り、自分が価値のある存在であることを思い出していきましょう。
最後に
「自分を責めない」ことは、モラハラからの回復と立ち直りの大切なステップです。
自分自身を責めず、自分を守り、大切にすることが、あなたの心を取り戻すための鍵。
自分を責めることはもうやめて、もともとの自分の感覚、自分の価値を取り戻していきましょう。
第三者の視点を活用することは状況を冷静に判断する手立てにもなります。
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