「エッセイストのように生きる」エッセイストのバイブル的一冊 #35
私には、紙と電子の両方で持っている本が、数冊だけあります。
アメリカに住んでいるので、本はKindle版で買うのですが、
とてつもなく気に入った本だけは、日本に帰国した時、紙の本も購入するのです。
その一つが、「エッセイストのように生きる」です。
「暮らしの手帖」で長らく編集長を務められ、現在はDEAN & DELUCAマガジンの編集長などをなさっている、松浦弥太郎さんの著書。
「書くことで、救われてきた。」
「書くことが、人生を変えてくれた。」
という、帯の文章を読んだだけで、
文章を書くことが好きな人は、心奪われるのではないでしょうか?
(私はそうでした。笑)
私がこの本を好きな理由の一つが、
読むたびに、新たな発見と感動があること。
いつ読んでも、何回読んでも、インスパイアされる文章が綴られていて、
読むたびに、エッセイがもっと好きになってしまうのです。
たとえば、一番最初に読んだときは、
第1章の「エッセイストとは、何か」に綴られている、
松浦さんにとっての「エッセイストの定義」に震撼しました。
この文章を読んだ時、時が止まるほど、腑に落ちて、感動したのです。
私の裸眼(視力0.1以下)で見えていた、ぼんや〜りした景色を、突然、マサイ族の視力(5.0)で見せられたかのような、
目の前がひらけて、クリアになった感動は今でも忘れられません。
また、最近読んで、心に響き渡ったのは、
言いたいことは「ひとつ」だけ
という一節に綴れていた言葉たち。
ひとつのエッセイに、ひとつのメッセージ。
意識していたつもりが、最近できていなかったなと、ハッとさせられたのでした。
物書きとして成長するにつれて、読むたびに、新しい発見があるんですよね。
エッセイストとして、バイブルのように大切にしている一冊です。
そして、読むたびに、心が震えて、インスパイアされ、感動に浸ることになるので、
そのたびに、やっぱり「エッセイ」っていいな、言葉って素敵だなって思わせてくれる一冊。
そんな、私にとって特別な一冊に対する愛を、思いのたけ綴ってみました。笑
(noteの皆さんなら、共感してくれる人が多いんじゃないかと思って。)
エッセイストになりたい人はもちろん、
書くことが大好きな人や、
書くことで人生を変えたい人、
そんな人にオススメな、私の愛読書です。
<Kindle版↓>