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怪物上司の日常 サラリーマン日記#4 ~優れたリーダーは〇〇が大きい~
釣りみたいなタイトルでごめんなさい。
うちの怪物上司はめちゃくちゃ声がデカいです。
怪物上司との会話は
プロジェクトの事務局をしていると、どうしても小さな声で会話したい内容もありますが、怪物上司の会話は常にオープンです。
プロジェクトの推進過程で、ちょっとした不満の声が出ていることを私が相談すると、怪物上司はだんだんヒートアップしてきます。
私:「怪物さん、ちょっと声が大きいです・・・」
怪物上司:「周りに聞こえるように、ワザと大きな声で言ってるんだよ!!」
こんなやり取りを何度したことでしょうか笑
声にまつわるエピソード
我が社もテレワークが普及し、会議は”原則WEB”になりました。
更にフリーアドレスも採用しており、部署毎に割り当てフロアは決まっているものの、フロア内のどの席に座るかは自由です。
少し話が逸れますが、怪物上司は決まってフロアの中央の決まった席に陣取ります。
私は怪物上司に「せっかくのフリーアドレスなのに、何故いつも同じ席に座るのですか?」と聞いたことがあります。
(意識が高い怪物上司の返答を一瞬考えてみて下さい笑)
正解は、
「人間って、1日に意思決定できる回数が決まってるんだよ。些細な事にこの決定回数を割くのはもったいないからね!アレだよ、スティーブ・ジョブズがいつも黒い服を着てたのと同じ理由だよ!」
でした。
話を戻します。
フロアの中央で怪物上司がWEB会議を始めます。
自宅からWEB会議に参加している人もいますが、当時のテレワークの普及率はまだまだで、多くのメンバーが出社して会社からWEB会議に参加していました。かくいう私もその内の一人でした。
この日の会議は、立ち上げたばかりのプロジェクトの課題を確認し、次のマイルストーンまでにどんな活動が必要かを議論するものでした。
プロジェクトリーダーの怪物上司は自信に満ち溢れているものの、メンバーの多くは手探りでプロジェクトを進めている状況であったこともあり、この会議の注目度は高く、多数のメンバーが参加していました。
アジェンダの確認から会議は始まります。
しかし、会議が始まってからしばらくたっても、ザワザワと何処か落ち着かない感じがします。
原因はただ一つ、それは怪物上司の声がデカすぎること…
怪物上司のデカすぎる声はフロアの中央からフロアの端にまで響き渡ります。
皆イヤホンをして各自のパソコンからWEB会議に参加していますが、
まず怪物上司のデカすぎる声がイヤホンを通り越して直接耳に入り、
次にネット回線を通じて一瞬遅れたデカすぎる声がイヤホンを通してまたリピートされるのです。
正直、これが気になります笑
この会議は以降も定期的に開催されるのですが、次の回から劇的にメンバーのテレワーク率は向上しました。
そうです。
怪物上司はその声のデカさによって働き方改革を促進したのです。
さすがですね!
私も事務局として会議のファシリテーターを務めることが多いのですが、自身がない議題のときは気づかぬ内にその心理が声に表れてしまっているようです。
そんなときは決まって会議終了後に怪物上司から
「声が大きいことはリーダーの重要な資質の一つだぞ!!」
と、大きな声でご指導いただくのでした。
余談ですが・・・
怪物上司の好きな漫画は、原 泰久先生の大ヒット漫画「一番売れてるビジネス書」こと「キングダム」です。
主人公の信が大きな声で檄を飛ばして飛信隊を鼓舞するシーンはキングダムを象徴する場面の一つですよね。
ちなみに、怪物上司が好きなキャラクターは羌瘣(きょうかい)だそうです。
私は羌瘣副長にはおよびませんが、尾平(びへい)さんくらいの役割は担っていると思います(初期メンバーのお調子者枠…)
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