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なぜ街路樹にはイチョウが多いのか
どうも、こんにちは。
街を歩いていると街路樹としてイチョウが植えられている様子をよく目にします。
正直、イチョウは街路樹にあまり向いていないのではないか、と思っていました。
見た目は綺麗ですが、落葉樹なので落ち葉の清掃が大変ですし、銀杏の独特な匂いを不愉快に感じる人もいらっしゃるでしょう。
しかし、調べてみるとイチョウには街路樹として優れている点が多く存在するということがわかりました。
燃えにくい性質を持つ
イチョウの葉は皮が厚く、水分も多いため、他の木の葉と比べて燃えにくいという性質を持ちます。
また幹の部分も水分を多く含んでいるため、木全体で火事に強いという特徴があります。
なので、火災の対策としてイチョウが街路樹として選ばれています。
実際に関東大震災の時にはイチョウが延焼を防いだという記録が残っています。
ただ観賞用として綺麗なだけではなく、防災にも役立っていたのですね。
排気ガスに強い
イチョウは大気汚染や排気ガスに強い樹木です。
街路樹は基本的に常に車の排気ガスにさらされています。
木によっては、汚染された空気だと、うまく育たない品種も存在します。
しかし、イチョウはそんな過酷な環境でも問題なく成長することができます。
寿命が長い
イチョウは長寿の木として知られています。
長いものだと樹齢1000年を超えるものもあるそうです。
街路樹の植え替えは費用も労力も大きく、容易ではありません。
寿命が長いイチョウは植え替えの手間が少なくて済むので、街路樹として適していると言えます。
終わりに
調べてみるとイチョウは街路樹として必要な能力を多く備えた木であることがわかりました。
美しいだけでなく、実用性も兼ね備えているのが素晴らしいですね。
今後は隠れた役割のことも思い出しながらイチョウ並木を歩いてみたいと思います。
以上、街路樹にイチョウが多い理由についてでした。
それでは、さようなら。