嫌なことがあったら夕飯を抜いてみる

たくさん食べることで嫌なことを忘れる、という人は多いと思うが、私は逆に「嫌なことがあったら食事を抜く」ことをお勧めしたい。

その時に抜くのは夕食がいい。

その理由は「翌朝が待ち遠しくなるから」。

嫌なことがあった時に明日が待ち遠しいということは少ない。それどころか例えば友達とケンカしたり仕事でミスしたりすれば、翌日が憂鬱でさえあると思う。

「早く寝て嫌なことを忘れてしまう」のも一つの方法だと思う。

寝てしまうのもいいが、さらに「早く明日になってほしい」という気になる点で、「夕食を抜く」ことはお勧めできる。

空腹はきつい

夕飯を抜くことを勧める理由は「空腹はきつい」から。きついから早く食事をしたくなるが、夕食を抜くということは次の食事は翌朝まで待たないといけない。つまり「朝食が待ち遠しくなる」ということであり、ひいては「早く明日になってほしい」という気になる。

強引に思うかもしれないが、ともかく「早く明日になってほしい」と思うのは事実であり、理由はどうあれ前向きに気持ちであることは間違いない。

加えて、早く明日になってほしいという気持ちでいると夜更かしをしない。

明日を前向きに待ちつつ早寝になるという、やけ食いに比べると桁違いに健康的な形で嫌なことを忘れさせてくれる。厳密には忘れるというよりも別の気持ちで上書きするという方が正しいかもしれない。

実践中だと効果が薄いかも

ふだん3食を摂っている人なら「夕飯抜き」は効果的だが、日常的に夕飯を食べない人にはお勧めしにくい。なぜなら夜中の空腹いつものことだから。

見方を変えると日常的に翌朝(朝食)を楽しみにしているとも言えるので嫌なことの有無を問わずやはり夕飯抜きはお勧めではあるが、ふだんは夕食を食べる人の方が空腹感が大きい分だけ大きな効果を感じるとは思う。

おまけの効果

朝食を楽しみにすることで(嫌なことがあっても)前向きな気持ちになれるのは夕食抜きの最大のメリットだが、別の特典として「食事がおいしい」というのもある。

空腹に耐えて食べる食事はやっぱりおいしい。

私は2年以上にかけて夕食抜きの生活をしているが、それでも夜はお腹が空くし、その分だけ朝食はおいしい。ご馳走でなくともおいしい。

夕食を抜くことで空腹になり気が紛れ(意識が別のところに向かい)、そのおかけて明日が待ち遠しくなりさらに朝食がおいしいという二重三重の形で気持ちをいい方向に向けてくれる。

バスケットボールでリバウンドを防いでからの得点が「-2(失点)を防いでからの+2(得点)」という意味で4点分の意味があるとされる。

やけ食いをせずに夕食を抜くのもそれと同じ。

気持ちだけでなく体(胃腸)にとってもメリットだらけな方法だと思っている。

お勧めです。

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