発した言葉そのものも大事。その裏にはほんとうはどんな思いがあるのか?を感じ取ることも大事。
1mmも本気で思ってもないことを言ってしまって後悔したこと。これまでに何度もあったと思うけれど、このときのことは鮮明に覚えている。
ほんとうに帰ってこなきゃよかったなんて全然思ってない!!
そんなこと一度も思った事ない!!
大好きだもん!!
そうじゃなくて、もっと食べたかっただけ。それだけなのに……
*
何年生だったか。小学生の頃、普段は食べられない珍しいお菓子を母が買ってきていて。自分の分は美味しくいただいたのだけれど1個じゃ物足りなくって、もっと食べたい! と訴えたけれど元々人数分しかなかった。
もっと食べた過ぎたわたしが、帰宅前だった弟と父の分をねだったけれど もちろん却下されて。このやりとりをしていたときに二人が帰ってきて、咄嗟に小声で発したのが冒頭の言葉だった(気がする)。
言った途端、母から大きい雷を落とされた。
なんでそんなこと言うの!!?!!
帰ってこなきゃよかったなんて!!
そんなこと言っちゃダメでしょ!!!!!
本当に帰って来なかったらどうするの!??!
と。
怒られたこと自体も悲しかったけれど、分かってた、そんなこと言葉にして言うもんじゃないと。けれど、1mmも思っても無いことを口走ってしまったのは紛れもない自分で、そんな自分もうんざりで、もうまさに母の言う通りすぎて 悲しくて 悔しくて 仕方なくて。
やるせない思いでいっぱいで、泣いて泣いて泣いた 小さい頃の思い出だ。
*
夜 寝る前。
電気を消して暗くなった寝室で 子どもたちと一緒にゴロゴロするのがリラックスタイムになっていて、このあいだこの話を長男にきいてもらっていた。
長男はふんふんと聞いてくれながら、
「じゃあさ、ばあばにはさ、たくさん食べたいからもっと買ってきてって言えばよかったんじゃない? そしたらみんなハッピーじゃない」
と 適切なアドバイスをくれた。
いやもうまさに その通り!笑
【発した言葉そのものも大事。その裏にはどんな思いがあるのか?を感じ取ることも大事】
できれば、言葉をそっくりそのまま受け取るよりは、その裏にどんな思いがあるからなのか?を考えられる余裕を持ちたい。
でも、(母がわたしを注意してくれたように)発した言葉がそっくりそのまま相手に受け取られて関係性が決まってしまうことのほうが実際はほとんどだろうから、母には あのとき怒ってくれてありがとうと伝えたい。
お互いの顔は暗くてはっきりみえないけれど、暗くなった天井を見ながら ぽつりぽつりと色んなお話ができる夜のリラックスタイム。
わたしの失敗談を聞いてもらいながら あわよくば何か感じてくれれば……と思う一面もあったりするけれど、責めない最高の聴き手にふんふんと聞いてもらって すっかりわたしのほうが癒される(そして勉強になる)時間になっている。
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