The Inner Critic(私の中の批評家)
女性の勇気ナビゲーターの由美さんから教えてもらった Tara Mohrさんの 『PLAYING BIG』。
勇気を出したい人の後押しをしてくれる本で、私なりに解釈してみている。その最初の章であげられている、”The Inner Critic”
特に女性は、自分のことを過小評価するといわれているけれど、このクセを直すためには、自分の中の批評家とうまく付き合うことだという。
一歩踏み出したいときに聞こえてくる批評家の声って、きっと誰にでも経験があることだと思うので、今日はそのことをシェアしたい。
■批評家の特徴■
1)意地悪できついことをいう
大切な人になら絶対に言わないようなひどいことを平気で言ってくる。
「あなたなんかにできっこない」「そんなことうまくいくはずない」「失敗して泣くのはあなた」などなど
→あなたのことを本当に大切に思っている人がそんなこと言う?言わないよね。
2)両極端
「すごく良い」か「全然ダメ」かの両極端だったり、「うまくいく」か
「絶対ムリ」のようで評価のバランスに欠けている。
→本当はちょっとづつ始めて失敗しても修正しながら進んで行けばよいんじゃないの?
3)一見ロジカル
「あなたのためを思って」とか「まずは、こっちが先じゃない?」と差
し出がましいことをいう。
→ほんとに「わたしのため?」なのかな?
4)まだまだと否定する
「資格を取ってからね」とか、「経験が足りないのでは?」などと完璧
でないことを指摘してくる。
→確かに。「経験が足りない」「知識が足りない」っていつも思ってる。
5)決めつける
「あなたは交渉は苦手」とか「リーダーシップなんてないでしょ?」など。
→これもよく聞こえてくる声だ!「あなたのことなんて誰も気にしてない」とかね・・・
6)外見を批判する
「太っている」「もう若くない」「美人じゃないでしょ」など。
→私には「華やかさに欠けるよね」とか「もうちょっと痩せたら?」とかかな。
7)繰り返ししつこい
壊れたラジカセのように何度も何度も繰り返してきたり、言い方を変え
て同じことを言っていたりする
→確かに、グルグルと堂々巡りな感じ。
8)理不尽
自分では、理不尽だとわかっているけど、無視できない
→耳をふさいでも、聞こえてきちゃう。
9)念押ししてくる
まずは小さい声で「それはまだ早い」といい、次に「周りはちゃんと
しているでしょ?」などと追い打ちをかけたり、念を押して勇気をくじこうとする。
→堂々巡りで、しつこくて、理不尽。確かに。
10)身近な人に似ている
その声は、母親の声に似ていたり、上司だったり。
→私の場合は友だち(というか身近にいる人)だったりすることも・・・
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こんな感じの特徴があるのだという。
そして、批評家は欠点ばかりに目を向けて、繰り返し言い続けてくる。
なぜなら、批評家の本能は「リスク回避」だから。
これって、特に「子供を守るため」「生存本能のため」という女性に多い潜在意識がそうさせているのかもしれないなぁと感じてみたり。
■批評家とうまく付き合うには■
1)まずは認知する
何か始めようとしたときに、「あなたにはまだ早い」とか「失敗するよ」という声が聞こえてきたら、
「あ、また批評家が騒ぎだしたな~」っと、まずは認知すること。
2)キャラクター化して名付ける
次に、自分の中の批評家をキャラクター化して、名前を付けてみる。
私は白雪姫に出てくる魔女が思い浮かんできた。
そして、「余計なお世話おばば」と名付けてみた。
3)論破するのではなく、そっと距離を置く
そして「ありがとう、余計なお世話おばば。私は大丈夫!だって、あらゆるリスクを洗い出してみたけど、多少転んでも大したことないってわかったから!」と、にっこり声をかけてみる。
間違っても「うるさい、だまれ!」と言ってはダメ。
ケンカをして、得することは何か??多分何もないし、ああいえばこういうのが、批評家だから、言い争っている間の時間が無駄なだけ。
さらっと交わしてしまうのが大事。
そして、余計なお世話おばばの声を音量を下げるボタンで「消音」にしてみたり、ドアを閉めて「見えない見えない」「行っちゃった」と言い聞かせてみたりすることで、声が聞こえなくなったら、うまくいったようすをイメージしてみる。
どうでしょうか??
本では、もっといろんなテクニックも教えてくれているのだけど、
私の場合は
「まだまだ経験が浅いんじゃない?」
「経営者っていっても、そんな大きな会社じゃないじゃん」
という声に、
「大丈夫!私は今まで1000人以上の起業家さんや経営者と向き合ってきた!」とか
「小さい会社だって、20年以上ちゃんと継続してるんだし、雇用も50人近くまで育ったし!」
といい聞かせて、「エグゼクティブコーチをやるぞ」っていう決心がついたから。
こんな経験で、あなたの一歩を踏み出す勇気が出たら、うれしい限り!
ではまたね~
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