見出し画像

【#読書記録】サリンジャーは死んでしまった #好きな歌集を紹介してみる

いつもありがとうございます。心がラクになる「言葉のお守り」を日々お届けしている、つくだです。

今日は小島なおさんの歌集「サリンジャーは死んでしまった」を読みました。日々、歌は詠んでいるのですが、歌集を読むのが久しぶりでたくさん刺激をもらいました。

いくつか紹介していきますね。まずはこの歌。

太陽を迎える準備はできている
菜の花畑に仁王立ちする

「菜の花畑に仁王立ち」というのが、ちょっと微笑ましくて好きです。小島さんの歌は「千夜千首」という連載でもご紹介しました。読んでいるととにかくほっこりして、温かい気持ちになっていくんですね。

あと情景描写が好きなのが、この歌。

いぬふぐり連なる道の終わりより
プルシャン・ブルーの夜空へつづく


「いぬふぐり」というのは道によく生えている雑草です。よく群がって咲いているのですが、それが夜空に続いていく。その描写が素敵だと思いました。このミクロからマクロへというか、描写の展開が「おっ」と思わせて好きです。

このほかにもいい短歌がたくさん収録されています。ただ残念なことに本書は現在出版社に在庫がなく、プレミア価格がついています(私は図書館で借りました)。

といっているうちに時間がなくなってしまいました。
また、明日、次の記事でお目にかかりましょう!

皆さんのスキやフォローにいつも励まされています。
本当にありがとうございます!

皆様にとって、「心の疲れを癒やし、再出発を応援する場所」と、このnoteがなりますようにこれからも尽力していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

あなたにとって、幸せな1日になりますように!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

小島さんのデビュー歌集です。

※Amazonのアフィリエイト・プログラムに参加しています。

小島なおさんの短歌を特集した連載です

先週私が詠んだ短歌をまとめました

お勧め本の連載記事です


いいなと思ったら応援しよう!

つくだとしお|書籍編集者×作家
面白かった、役に立った、心が軽くなったなど、この記事を読んで、もしそう感じてもらえたら、ぜひチップをお願いいたします。いただいたご支援は、これからもこのような記事を書くために、大切に使わせていただきます。

この記事が参加している募集