あきらめなかった「スフレチーズケーキ」
自分にアッパレ。そんな気持ちになるのはこんなとき。
何十回と懲りずに焼きつづけ、ようやくカタチになったときだ。しかも、まぐれではなく何回やっても安定して焼きあがるようになった。そこまでに到達した。
日本生まれの「スフレチーズケーキ」レシピは、星の数ほどある。わたしがつくりたかったのは、グルテンフリーでローレクチン。さらに、表面が割れないように焼きあげるタイプ。そんな条件の揃ったレシピはどこにもない。だったら第一号になろうと。
しかもそれでは終わらない。
最終的に目指すのは、乾燥野菜をいれた「スフレチーズケーキ」だった。だから、プレーンなタイプを焼きまくった。それが成功しなければ先に進まないから、文字どおり、試行錯誤を重ねて。
『OYAOYA』note公式で紹介したレシピには、そんな裏のストーリーが込められている。
週末、ちょうど200gのクリームチーズが冷蔵庫に残っていたので、今度は「乾燥にんじん」で焼いてみた。
ほわっほわの「乾燥にんじんのスフレチーズケーキ」は、ひと晩寝かせてから実食。そのほうが味が落ち着いて美味だから。
豆乳グルトと乾燥にんじんを添えて。
すぐにあきらめてしまいがちなわたしにも、しぶとく粘り強い一面があるんだと「スフレチーズケーキ」で再認識。元来「食べること」がスキだからかもしれないが。