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「ピスタチオのキャロットケーキ」と自分のうっかりとのつきあいかた

近ごろ「うっかり」が増えている。

いや、”近ごろ”の話ではないであろうと突っ込むもうひとりの自分もいる。

マルチタスクが得意だと自負していたが、アレコレ抜けもれがたびたび発生しているところをみると、そろそろそんな幻想を抱くのをやるべきだと思ってしまう。

今年の1発目の「うっかり」――いや、これだってすでに何発目かのもののはずだ――は、毎月自分に課している「今月のキャロットケーキ」のつくり忘れだ。引っ越しにまつわる雑務に追われ、しれっと2月に突入してしまったではないか。そして2月ももう終わってしまう。

用事と用事のあいだに、行く予定ではなかったスーパーへと慌てて車を走らせた。

これがないとはじまらない。

今年もお世話になります

にんじんさまである。

そんなこんなで、レシピに凝っている気持ちの余裕はない現実を鑑み、過去のキャロットケーキレシピをアレンジして完成させた。


2種のクリームチーズでいただく「ピスタチオのキャロットケーキ」レシピ

以前つくったなにかのレシピ(これすら覚えていない)で余ったピスタチオがあったので、今回のキャロットケーキレシピに投入。食感がよくなるうえに、風味が格上げされてピスタチオの底力に気づかされる。

材料(15cm円形2台分)

【ケーキ生地】
卵:2個
ビートシュガー:40g
オリーブオイル:50g
にんじん:200g
ピスタチオ:50g

(A)
アーモンドパウダー:100g
キャッサバパウダー:40g
ベーキングパウダー:小さじ1
シナモンパウダー:小さじ1
ジンジャーパウダー:小さじ1/2
カルダモン:小さじ1/2
ナツメグ:小さじ1/2

【フロスティング】
クリームチーズ:200g
にんじん:20g(すりおろし)
はちみつ:10g

つくりかた

①ボウルに卵、ビートシュガー、オリーブオイルをいれ、よく混ぜあわせる

②フードプロセッサーで撹拌したにんじんとピスタチオを加え、よく混ぜあわせる

③あらかじめ混ぜあわせておいたAを加え、よく混ぜあわせる

④型に流しいれ、170℃に予熱しておいたオーブンで20〜25分焼く

⑤ボウルにクリームチーズ100g、にんじん、はちみつをいれ、よく混ぜあわせる

⑥冷めた④の間に⑤をはさみ、上面にクリームチーズ100gをパレットナイフで塗る

映像はVlog
殺風景でぜんぜんしっくりこない新居での撮影

あいだににんじん入りのクリームチーズをはさみ、トップにプレーンなクリームチーズをのせたキャロットケーキの断面。

やっぱりなにかが違う

”あいだ”といえば、ポッドキャスト『あいだのハナシ』がおもしろい。リンクを貼ろうと思って検索したら、noteに公式アカウントを発見した。

コスメブランド『SHIRO』の今井会長と、ノンフィクションライターの泉さんによる番組で、ご両人の別の番組『TABI SHIRO 〜足を運んで、見て、聴いて〜』も欠かさず聴くポッドキャストのひとつだ。今井さんのぶっちゃけ話がおもしろくて番組をフォローした。

話を戻すと、引っ越しの片づけが残っている最中につくったこちらのキャロットケーキ。普段ならつかわないうつわが”ボウル”のかわりとして登場している。

Vlog内で実食までしていたドライ梨のダコワーズは、下のnoteで紹介済みなので、よろしければぜひご覧ください。

さてさて、冒頭の件にさらに話を戻すと、その「うっかり」を肯定してしまうと忘れっぽさが増幅してしまいそうなので、ときどき自分にクイズを出して緊張感を与えている。

たとえば「あとで必要なコレをココに置いたコトを覚えていられるか」とか「Todoリストをメモせずにやりきれるか」などといった具合に。ボケボケしがちな頭に適度な刺激を与えるつもりで。

そもそも、そう「課した自分」というのすら忘れていたら元も子もないのだが。。。

「ボクのごはんはわすれないでね」