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『こころ』をまた読んでみて
教養が足りない私。
昔から遊び呆けて、
勉強は後回しにしてきた。
大人になって人と会話をすると、
知識のなさが露骨に目立って
恥ずかしい思いをする事がある。
こんな自分を変えたいと思い、
以前から本を読むことを
習慣つけようとしている。
新しい本を少なくても、
1ヶ月に1冊は買って読んでいる。
今月も本を買わなきゃと
本屋に出向いて棚を眺めていると、
非常に思い入れのある本の
タイトルが目に入ってきた。
それが『こころ』
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かつて、高校の授業で軽く触れていたこころ。
当時は読むのめんどくさいなとしか
思っていなかったけれど、
今なら読めるかと思いきって購入した。
家に帰宅し、
コーヒー片手に数十分ほど
内容を見てみた。
これがびっくり仰天。
ありえないくらい面白い。
まだ途中だけど、
こんなに自分自身の心情を
深くのめりこませて
楽しめる作品だったのか…と驚いた。
もちろん、大人になって
価値観が変わった事もあるが、
それ以前に内容が誰でもわかりやすく、
主人公の気持ちの変化を
こうも文章でわかりやすく
書かれている作品だと思わなかった。
さすがは夏目漱石といったところだろうか。
この本なら、読書を"頑張る"のではなく、
純粋に"楽しめそう"だなと感じた。
来年からは昔の文豪たちの本を
読むようにしてみようかしら。
かつての自分に、
「本を読むのは楽しいよ」と
伝えられるようになれたら嬉しい。
それでは。