懐かしさは、癒しになる
最近、スーパーで見かけるようになってきた白くて丸い彼ら。ということは、寒い季節がやってくるんだなとしみじみする。
いまだに夏日があって今が10月なのが信じられない。気温で秋を感じられないぶん、食べものから感じていこう。
わたしにとって彼らは、単なる季節の移ろいを感じるだけのものではなく、相棒とよべる特別な食べものだった。
そう、それは数年前。
この時期は今まででいっっちゃん食べてた。冷凍庫をパンパンにして消費する日々。
なぜなら、つわりで特定のもの以外食べられない体質になっちゃったから。
よく聞くマックのポテトなんてもってのほかで、あれもこれも食べられないってものすごーく悲しい。食べたいのに食べれない。身体が拒否する。食べれるものはどこですかぁぁぁ、、、
めげずに人体実験し続けた結果、1つの食べものにたどり着く。
中華まん(メーカー:中村屋のみ)
って、おぉぉぉい!メーカー指定かいッ!!
うそだろぉぉ、いちばん近いスーパーにないじゃん!!
その一方で、中村屋っていうのは納得がいっていた。実家では中華まん=中村屋だったから。こんな時に家の味が出てくるとは。小さいころから食べてる味って思いのほか身体に染みついててビックリ。
実家を思い出すからか、毎日続く胃もたれのようなつわりをそこまで辛いと思わなかった。今では、あぁそんな日もあったねと笑える出来事になっている。
家の味の強さハンパない。辛いことも、そうじゃなくなるほどのパンチ力があるなんて。
日々、生活しているとイライラ、ムカムカはどうしたってする。そんな時はストレス発散に「いま」好きなものに頼るのもいいけど、馴染みのものに手を出すのもアリなのかもしれない。懐かしさと安心感で意外と癒されるかも。もちろん食べものじゃなくても、歌や本でもいいと思う。絵本なんてなかなか大人になってから読むタイミングもないし、なにか蘇ってくるものがあるかもしれない。
ありがとう、中華まん。ありがとう、中村屋。
ふわふわのあなたはわたしの癒やし。