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まほろば流麗譚

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#物語に寄せて

第七話•「三忍道中膝転げ」開始にあたり

元々「三忍道中膝転げ」は20話ちょいは少なくとも必要なエピソードです。だからこそ4連作の3部目に位置していたのです。

これを「まほろば流麗譚」の1話に入れ込むには、やはり要点を絞り込む事が大切になります。

「まほろば流麗譚」全体の流れで言えば、このエピソードが入る事によって、勇也たちが知らずに巻き込まれてしまった背景が明確になります。

最終2話が続きものになる構成上、十分なスペースはあります

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第六話 あとがき

第六話 あとがき

まほろば流麗譚 第六話 雪風恋情心火華
如何だったでしょうか?

ついに後半戦となり全体的な雰囲気が変わってきてはいます。シビアな部分が入り込んで来た事と、本来四連作であったものを三部作に変更した為、作品世界の背景を放っておく訳にはいかなくなったのもあります。

それを考えた時、まほろばの特徴として掲げていた陽気さが消し飛んでしまうのではないか?

これが執筆前の大きな悩みでした。
まほろば各話は

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第五話 あとがき

お待たせいたしました。
第五話「老獪望郷流れ小唄」は如何だったてしょうか?

第四話あとがきにて、この第五話はゲストキャラクターの紹介が無かったのですが、それは読んで下さればご理解いただけた事と思います。

はい、全ゲストキャラクター大集合!

勇也のキャラクター設定として度々出てくる話になりますが、他人に関わりに行くお節介でありながら、関わった人が離れていかないというのがあります。

当然、皆ん

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月に濡れる。沖田総司の物語

月に濡れる。沖田総司の物語

手前味噌なんですが、「月に濡れる。」好きなんですよね。

「まほろば始末譚」がこの形に戻るのは、やっぱり「月に濡れる。」の影を追ってるのかもしれません。

荒削りで読みづらい!全くもって読者様には迷惑かもしれないこの物語は、少し前まではいつか書き直してみたいと思っていました。

ただ自分でも読み返す事があるんですが、どうにも弄れない勢いみたいなものがあるんです。

だから今はこのままで良いと思って

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