旅ではご当地グルメ付ブュッフェとビストロを in 名古屋
いつの頃からか、旅は人生の滋味の一つかと思うようになりました。そして積極的に旅をするようになりました。暑かった夏も終わり歩きまわるのにいい季節となり、「漂泊(さすらい)の思ひ」がまた湧きだしてきました。地元神奈川県からやや近めな場所ということで名古屋に行きます。
私の旅でのこだわりは、ビジネスや観光の主目的のほかに、ご当地グルメ付朝食ブュッフェ (Breakfast buffet with local delicacies)とビストロ (Bistro, 仏風食堂) を探して食すことです。ビストロは料理の質が高く、価格はお手頃感のあるお店が結構あります。
ご当地グルメについては、この10年でビジネスホテルのブュッフェ式朝食がお手軽かつ質も高いと思うようになりました。観光地のホテルでのビュッフェ式朝食は、もう日本の旅のたのしみの一つじゃないかというぐらい充実、かつご当地グルメが必ず入っています。ブュッフェで食べ物のオプションが多数あるのは人生と同じでいいことです。各ホテルが特色をだすためにしのぎを削っているのでしょう。
名古屋のビュッフェ式朝食では、きしめん、味噌カツ、みそ田楽、ひつまぶし、あんこトーストはあると経験上確信しています。別々の専門店で食べるには時間がかかりますが、ブッフェ式朝食なら全部味わえます。専門飲食店ではないのですが、そこそこおいしい上に食べ放題です。おいしいと思ったら飽きるまで食べれます。もっと高級なものをという時は専門飲食店に行けばいいのです。
問題点はホテル朝食の料金が高くなりました。私がビジネスホテルの朝食にはまりだした10年前は、朝食代は500円とか1000円以内だったように覚えています。コロナ禍が明けるとホテル代は高くなるは朝食代も高くなり、2000円を超えるホテルもあります。
今回はホテルはYahooで探して「ベストウェスタン プラス 名古屋栄」で2泊3日にしました。リニューアル2年目です。なぜかしら予定1.5カ月前に急に安くなりました。宿泊サイトには特別なアルゴリズム (algorithm) があるようです。なおホテル公式サイトでは安くなっていませんでした。
なぜビストロかというと、まず和食コース料理に比べると価格が安い(夕食で1万円以下)。家族や友人と行けばおしゃべりして2時間くらい素敵な時間を共有できます。一人で行けば店の人が親切に話しかけてくれます。そして狭いので周囲の人を横目で観察し、どんな人生なんだろうかと妄想しながら1.5時間ほどリラックスできます。
ビストロは、美しく盛り付けられたオリジナリティのある前菜から始まり、魚とお肉とバランスもいい、若いシェフだと今まで食べたことのないような意表をつく料理もあります。料理での驚き、オリジナリティは新鮮です。最後にデザートもたっぷりです。シェフには基本技術だけでなく、味覚のセンス、独創性やアイデアや美的センスが必要なようです。
西洋料理の日本での歴史は新しく、1868年の明治維新以来150年を過ぎ、外国人居留地から始まった西洋料理代表として、フレンチが日本各地に広まったようです。日本人が料理を学びに大量にフランスへ渡るのは、1960年代以降と言われていますので、そのころからフランス料理は庶民の料理への道を歩みはじめたようです。
地方の大きな街には必ずフレンチの名店があります。例えば、青森県弘前市や福岡市はミシュランに選ばれるような名店があります。さらにビストロの広がりで、各地の庶民にも親しまれるようになったようです。イタリアンがブームになるのは80年代から90年代です。最近はスペイン料理も広まっています。でもフレンチがまだ多いのです。
さてビストロの探しかたです。まず食べログとgoogle mapとtripadvisorを主サイトとして探します。スコアよりも、最高評価の分布が一番多い店を見つけます。そのあとスコアと口コミでチェックします。食べログで高スコアでも、tripadvisorやgoogle mapで評価が低いと信用できません。3つの主サイトで一貫していない場合は、他の口コミサイトも探します。デジタルマーケティングが盛んな時代ですので、情報源は複数欲しいものです。
名古屋市では2つの店-イノーヴエとサラマンジェ・ドゥ・カジノ(カジノ)が上がってきました。カジノは奇数月の1日の9時から3カ月先の予約を電話でとるという超予約困難店ということがわかったので、あきらめました。イノーヴエに決めました。ホームページを見ると料理の質と量とオリジナリティも期待できそうです。地下鉄「車道」駅1番出口より徒歩8分で不便なのが隠家的でいい。
旅の楽しみは3つ、行く前の計画、ハプニングや期待ハズレありの旅行中、そして旅の思い出です。とくに旅行前の計画は楽しい。旅行ガイド本とネット情報から想像します。
ネット情報はパソコンで見て、旅行ガイド本は、寝る前ベッドで寝転んで音楽を聴きながら、のんびりと読み夢を膨らませます。3か月前から夢を膨らませ、膨らませた夢から旅のシオリを作っていきます。
今回は主目的スポットである、徳川園、刀剣ワールド、明治村、熱田神宮の朝の散歩もいれて名古屋旅のシオリを作りました。計画通りにならないハプニングやハズレは思い出になります。新幹線はスマートEXで予約しました。
では来週末に行ってきま-す。旅の思い出はまた報告します。
なお写真は数年前の名古屋の某ホテルのブッフェ式朝食でのひつまぶしです。専門店よりあっさりして、おいしかったことを覚えています。ホテルのブッフェは質も高いようです。
出典:
近代日本とフランス、https://www.ndl.go.jp/france/jp/column/s2_1.html
ヨーロッパ史入門料理編、https://europa-japan.com/cooking/italy-cooking216/entry1496.html