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結婚とフォローの相似点について

すごく面白いnoterさんって、いますでしょ。

なんでこの人、こんなに面白いのにスキの数が少ないのかなと首をかしげてしまうような人。
もっと評価されてもいいのになと思う人(どこから目線?)。
わたしだけ(じゃないけど)のお気に入り、という感じの人。

そういう人にちょこちょこ、コメントという名の愛を送って、返してもらったときの胸の高鳴り。

そのnoterさんがわたしの記事にスキをしてくれたときの、さらにはフォローしていただけたときの心ときめき!

声が出そうになりますよね。
実際「あらっ」くらいの声、出ちゃいますよね。

これ、何かに似ている…と思っていたのです。
今日は、そんな話です。

***

わたしの夫はすごく慎重な人で、簡単に人を信用しません。

10数年前、そんな彼に密かに心惹かれ
怪しい人物ではないことをアピールし
警戒されない程度に少しずつ近付き
LINEを交換し、ランチに出かけ
最終的にプロポーズしていただいたときの
あの途轍もない…幸甚の極み。

あれは、極端にフォロー数の少ないお気に入りnoterさんにフォローしてもらったときの心ときめきに似ている。

いや、まぁ、全然違いますよ。

片や人生を共にするパートナーになりましょうという戸籍を揺るがす契約を結ぶ大事件であって、片やタップひとつで出来てしまうSNSのフォローですから。簡単に外せるし。

全然違うのは承知の上で、でも過程が似ているなと。
三角形ABCとDEFは、相似関係にあるなと思ったのです。

先日、立て続けに「人間ぎらい」「子どもぎらい」という記事をアップしまして、それ以外にもこんなこと書いたら人でなしだと思われて爪弾きにされて村八分にされるのではないかと震える指で上げた記事が、わたしには沢山あります。

でも、結果的にそれらの記事にスキをしてくれた人たちから、フォローしていただく運びとなりました。

夫に信用してもらえるきっかけになった(とわたしは勝手に思っている)のも、わたしには友だちが(1人しか)いないことを夫に打ち明けた、あの瞬間だったように思うのです。

それまでの人生でわたしは「友だちがいない」というのは恥ずべきことであり、性格が悪く、周囲の人間から嫌われている証明だと思ってきました。

でも、そんなわたしのことを、夫は「イイネ」と言ってくれた。
「イイネ」と言ってくれた夫のことを、わたしは更に、猛烈に「イイネ」と思った。

結婚もフォローもそういう、100人中1人しか、多くても2~3人しか分かってくれないような、世間一般では人非人と言われてしまうようなあれこれに、思いがけず激しく同意したり、してもらったりすることから始まるのではないか。

結婚してもらう為に、フォローしてもらう為に、自分を偽り着飾って、全方位からのモテ人間を演じてしまったりなどしたら、本当に自分に合う相手には永遠に出会えないのではないか。

そんなことを思った次第です。

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