へにゃらぽっちぽー著「へへ」は小説でしか体験できないイメージの旅行だった。【文学フリマ大阪11にて購入】
見出しの書影の写真全体が私のカメラ技術がつたないせいで、トリミングのようになってしまいました。だから、最初に全体の書影をのせてます。
おげんきですか。喋々(ちょうちょう)です。
この記事は文学フリマ大阪11で購入した本の読書感想文になります。
記念すべき2冊目の読書感想文…!
この記念すべきって、言い回し、いいですよね。なかなか読書感想文が書けなかったから、うれしさが、にじみ出てます。
文学フリマ大阪11に関する記事は、こちら↓から。
それと、前の文学フリマ大阪11の読書感想文の記事もおいておきますね。↓
文学フリマで買った本の読書感想文2冊目です。
タイトルにもあるとおり、小説を紹介します。
ちなみに、文学フリマでは小説以外にも、いろいろなものが売っています。
文学フリマでは、自分が文学だと思ったものは、なんでも売っていいのです。
だから、小説も、絵本も、評論も、カードゲームも売っていいのです。私もこれらのものを買いました。
自分が考えてつくった文学だと思うものをたくさんの人たちに、手にとってもらえる場、それが文学フリマだと、私は思います。
その文学フリマで出会った「へへ」という小説です。
この小説はシリーズ化してまして、「へへ」以外にも、「へ」「へへへ」があります。
他にも、「ぽ」「ぽぽ」「ぽぽぽ」「ぽぽぽぽ」「ぽぽぽぽぽ」と、「へにゃぽ」があるみたいです。
でも、どこから読んでも大丈夫ですよ。
この「へへ」を買ったのは、見本誌コーナーに「へ」と「へへへ」がおいてあって、ぜんぶ読んだなかで、私はいちばん「へへ」が面白かったからです。
実際にブースに行ったら、書店のフェアみたいな本の置き方をしてたので、すごくびっくりしました。
ブースにはね、もちろん、へにゃらぽっちぽーお兄さんがいました。
私「『ぽ』もあるんですね」
へにゃらぽっちぽーお兄さん「『ぽ』もあるんですよ」
というね、後から思い返しても面白い会話をしましたね。
ちなみに、へにゃらぽっちぽーお兄さんと呼んでいるのは、ブースに寄らせていただいたときに「へにゃらぽっちぽーお兄さんですよ」とおっしゃってたからです。
私の独断で、そのようにお呼びしています。
おっと、読書感想文じゃなく、文学フリマの思い出話が…。
気をとりなおして、小説「へへ」の読書感想文を書いていきますね。
まず、お話、ひとつひとつの感想から。
ネタバレがお嫌いな方は、最初の空白が出て、文章が出てから、次の空白が出るまで、読みとばしてください。いちおう、ネタバレにならないようには、書いてますけどね。
・覆面
読みはじめて3行目で、爆笑してしまいました。けっこう地の文が辛辣で、それがとても面白かった。わるいひとも、ヒーローも、いい人。へにゃらぽっちぽーお兄さんが、いちばんの悪者な気がする。
・石職人
へにゃらぽっちぽーお兄さんって、すごく行動力があるなあと思いました。石職人の仕事はあったら、面白そうだなと思いました。…もしかして、あったりするのかな?
・シャトーブリアン
最初から読めない展開で、すごく驚きました。確かに、シャトーブリアンって、響きがいいですよね。へにゃぽちゃんが、かわいかったです。
・あな
これも展開が読めませんでした。なにげにへにゃらぽっちぽーお兄さんがサバイバルしてますね。時間の経過がわからないのが、新鮮で面白かったです。
・ばんざい
声に出して読むと面白そうなおはなしでした。まさか、ばんざいと似ている言葉がくわわるだけで、面白くなるとは…。
・運動会
オチが大好きです。小説でしか表現できない内容で、びっくりしました。こんな運動会なら、何日も楽しめそうでいいですね。
・へにゃらぽっちぽー動物園
いちばんページ数がありましたね。出てくる動物たちのチョイスにこだわりを感じました。へにゃぽちゃんも、へにゃらぽっちぽーお兄さんに厳しいところがあるのが、いいですね。
・おしゃれなコーヒー屋さん
コーヒーだけでなく、おしゃれもちゃんと目立つ内容だったので、タイトルどおりでびっくりしましたね。へにゃぽちゃんが登場しない話だったので、友達と遊びに行ってるのかなと思いました。
話ごとの感想はこれで終わりです。
次は、小説「へへ」の全体的な雰囲気について、おはなししますね。
「へへ」の登場人物は、いじわるな人が出てこないのがいいなあと思いました。
主人公は「へにゃらぽっちぽーお兄さん」と妹「へにゃぽちゃん」です。
あとは、個性豊かな人たちが、せいぞろいしています。
みんな、やさしいのがとてもいい…。
あと、食べ物がいっぱい出てくるので、おなかが空いてるときには、読むのを気をつけた方がいいかもしれません。
思ってるよりも、食べ物いっぱい出てきますよ。
そしてなにより、小説の展開が読めません。こうなるのか! こうくるのか! というふうに、驚いてばかりでした。
それと、地の文が面白い。
私は地の文が面白い小説が好きなので、へにゃらぽっちぽーお兄さんの小説は、私の好みにドストライクでした。
文学フリマのWebカタログに、へにゃらぽっちぽーお兄さんの本の試し読みがいっぱいありますので、気になった方は、ぜひお読みください。
驚くほど、たくさん読めます。
文学フリマ京都8でも、へにゃらぽっちぽーお兄さん参加されるそうなので、この記事を読んで、気になった方は、行ってみてくださいね。
また、この「へへ」は、ピクシブ株式会社が運営している「BOOTH」というサイトでも通販をしているようです。「BOOTH」のサイトの右上にある虫眼鏡のマークをタップかクリックすると、キーワード検索ができます。「へにゃらぽっちぽー」と検索すると、へにゃらぽっちぽーお兄さんと関わりのある本がならびますので、そこから「へへ」をお探しください。
文学フリマ京都8は、今年の1月14日の日曜日にあります。
私も行きます。
文学フリマ感想文は、あと2つ…がんばって、読まねばなるまい。